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2012/08/22(水)
昨シーズンの久留米は
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今週から仕事という方が多いと思いますが、連休明けは調子は上がりませんね〜。 私の場合は、しばらく非現実的な世界に居たからでしょう。 帰宅してからは連日メールの返信と販売準備を進めています。もう少しでとりあえず開始ということができそうです。 楽しみにお待ちいただいた方、人気血統は毎年すぐになくなりますので、お見逃しなく。
さて、昨シーズンを振り返りますと途中経過は体重が伸びすぎず、いい傾向がでているように感じました。 新クワ部屋になって2シーズン目ということもあって、1シーズン目に比べると温度管理などの調整方法の傾向も見えてきて、狙った通りまでにはなりませんが、それなりにいい方向になってきました。 一昨年ようやく久留米産で85mmを超えてきたのですが、壁を越えてからはその壁は破りやすくなり、その更に上にいくのは非常に難しいというのが、面白みでもあります。 結果として過去最大の86.6mmが羽化しそれ以外にもお尻は出ていますが86mmがもう1頭、それに85mmが3頭(うちお尻が出ているのが1頭)、84mmが3頭と順調のように見えますが、そうでもありませんでした。 毎年全個体を同じ飼育方法にすることなく、常にいろいろ探っているのですが、そのなかで1つの飼育方法で飼育した個体群が羽化不全が多く、82から85mmで羽化したであろうと思われる体重がのった個体がダメになってしまった。 これは思いもしなかったところに失敗がありました。失敗が無いと成功がわかりませんから、その分またいい経験ができたと前向きに考えます。 とは言えこの久留米血統は86mmの羽化は今のところ他に松野さんのところでしか聞いていませんので、色々考えていかないと、難しいですね。そういう意味では成功であったと考えています。
さてさて、今回の画像は購入した頂いた方からの累代個体で複数の85mmオーバー報告がありました。 私の中で一発の大型は組み合わせと個体差からの偶然の要素もあると考えていますが、複数の血統からとなると事情が異なります。 それだけ種親を見る目や飼育技術がないと、この久留米血統はそうならないと感じています。本当飼育が上手いですね。 簡単ですが紹介します。 参考になると思いますので、どうぞ!
@♂85.3mm(友人羽化個体) メルリン久留米2009年10番82mm×マツノ血統累代53.4mm 最大体重32.6gから羽化
A♂84.8mm(当方羽化個体) 上記@と同腹 最大体重31.9gから羽化
B♂85.1mm(当方羽化個体) メルリン久留米2009年10番82mm×メルリン久留米2009年13番52mm 最大体重33.9gから羽化(暴れで31.5gまで体重減⇒4本返し)
C♂85.1mm(友人羽化個体) マツノ血統累代82.5mm×メルリン久留米53.5mm(2007年19番♂と3番♀からの仔) 最大体重32.3gから羽化
@〜C全てに2007年19番血統の血が入っています。
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![](/user/merlinkart/img/2012_8/22.jpg) |
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