|
2016/02/23(火)
継続していればいい事もあるさ 2
|
|
|
花粉が酷くなってきましたね。そろそろ自転車通勤つらいな。
さて、採集記続きです。
うっそうとした竹林を超え奥に進んでいくと開けた場所についた。 ちょうどいいところに立ち枯れや倒木が点在してる。 しかし出てくるのはコクワばかりで、先ほどと同じような雰囲気にも関わらず、こちらはオオクワがみつからない。 二手に分かれて探していくも、良材は大量にあるのだが、一向に状況は変わらない。 しばらくして電話すると、マスコさんの方は朽木があまりないようだ。 オオクワってのは本当難しい虫だと感じる。一つ山を越えれば、状況が一変する。こちらに居ても、あちらには居ない。ただでさえ数が少ない虫である。そうそう甘くないのである。 引き返して別れた場所で落ち合おうと別ルートで戻っていくと、完全に開けた場所に1本の立ち枯れ発見!オオクワはこんな目立つ材を好むんだな。 日当たりが良すぎて乾燥していると思ったのだが、そうでもない。斧を2振りほどしてみると、いいお尻が見えている。太さとお尻のフンの感じから、オオクワ初令だろう!おまけに産卵痕も発見した。 小道具を使いながら丁寧に出していくと、間違いの無いオオクワであった。マスコさんを呼んで、このあともう1頭初令がでたところで、この材も十分だろう。もうおなかいっぱいだ。 既に満足な状態であったのだが、またいい立ち枯れを発見してしまった。今日はどうなっているんだろう。 二人で確認してくと、ぶっとい食痕を発見したのだが、どうも水分が多くコクワのやらせのように感じる。案の定コクワが出てきたところで、気が抜けてしまい、次の瞬間マスコさんがあちゃーとひと言。 オオクワ終令だったようだ。今度は私が確認しているところから、終令のオオクワが出てきた。写真を撮り一安心、スマホをしまって振り向くと、終令がいない。気がついたときには遅く、オオクワが地面に落下して、それに気がつかず踏んでしまったようだ。これには心から残念な気持ちが広がった。 一喜一憂ではあるが、真剣にやれという事であろう。本当はもう十分であったのだが、この件でまた火が点いてしまったのだ。
つづく
|
|
|
|