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2006/03/06(月)
啓蟄
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暦の上では、今日は啓蟄。そろそろ虫が動き出す頃。
昨日は越冬個体のゼリーを交換してやりましたが、☆はありませんでした。エサは全然食べてませんがね。今期は防腐剤が少ないと言われているゼリーを使用したので、カビまみれでした。エサも一長一短です。1種類だけで管理するのは危険かも(^^;我が家の啓蟄はもうちょっと先にします。
気になる今期の幼虫群は、温度を変化させてきたせいか、メスを中心に暴れてます。ちょっと放置しておくと、14g台が12g台に(^^;ダイエットは簡単だ!でもこのような幼虫は、体重より大きく羽化しますから、あんまり気にしないことにした。オスはもう2〜3週間もすれば、動きが出てくると思います。いよいよ最大の難関へと突入しますが、ビン底蛹室だったら、前蛹で人口蛹室に移動してみたい と思います。前蛹もなりかけは、まだ動けますから注意が必要です。ここも見極めが大切!捨てビンのツメツメも終わりましたから、後は温度調整と、菌糸ビンチェックは毎日朝晩、できるだけ細かく見ていきます。が、大体毎年見忘れ個体が出ますね(爆)大型個体の羽化不全個体は蛹全体の変形や、小楯板の変形、腹部の太りすぎなどが原因となっています。大体が幼虫を太らせすぎですから、大 型を目指す以上、避けられない問題となります。羽化不全は蛹の管理方法などである程度は防げると思いますが、全個体は無理でしょうね。私の経験ではセミ化、前蛹☆、羽化直前☆、羽化不全なんかも多いです。しかも大型個体にこのような傾向が多いんですよ。!
この難関を突破するのは、以外かもしれませんが血統も関係しているような気がします。大型幼虫が多く出る血統ではなく、大型個体が多く出る血統は、この難関もそれほど気を使わなくても、クリアしてくる個体が多い気がします。今期は大型幼虫が多いですが、久留米血統が多いですから、あまり心配はしていません。この血統はまさに化け物です。かなりの数の個体が期待できそうですから、次 世代は、さらに凄いことになるんでしょうな。
血統といえばNHKで遺伝子の番組をやってました。ミトコンドリアDNAについて放送されていましたが、本で読むより分かりやすいですな。ミトコンドリアDNAは母性遺伝です。という事は母親のDNAだけが子供に伝わり、父親のミトコンドリアDNAは次世代にはまったく関与しないということになります。そう核DNAとは異なった遺伝をするんです。ということは母系のDNA次第で、次世代の結果が変わってくるということになります。メスによる、結果の違いはこんなところにもあるのかもしれませんね。詳しいことは専門家でもないと分からないですが、メスこそ重要な気がしてならない!
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