メルリンカートの気まぐれ日記
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2008/01/31(木) ホッとした、超大型幼虫
長女の風邪が次女にうつり、今度は嫁さんに!後にうつった二人は39℃の高熱でダウンしてます。今日は別部屋で久しぶりに長女と二人きりで寝ます。でも意外とこういうときに皿洗いなど家事を手伝っておくと、休日に採集に行きやすくなるんですね(笑)これって、みんな同じだと思うんだよな(爆)

ようやくビークワが届きました。プレ企画で当選された方も、わかりましたがあれってハンドルネームなので、結局誰か分かりませんでした。しかしながら、ちゃんと到着メールいただきました。嬉しいものですね。
今回はツヤクワ特集、ツヤクワって種類により中歯と大歯で形状がまるで違うんですね。驚きでした!ツヤクワと言えば、7年ぐらい前会社の女性がダールマンの成虫をクワガタ屋でもらってきて飼育してまして冬になっても中々お亡くなりにならんと不思議がってました。

いよいよ、凄いことになってきました今シーズンの久留米、これで2頭目となる35.9gの登場です。この個体は今年一番注目していた1番血統です。血統的背景をみますと♂が前ギネスの83.3mm、メスはその兄弟の最大サイズである52.6mmです。前ギネス血統最大サイズ同士のインラインですから、かなり期待していました。種親から考えると30gではサイズダウンになってしまいますが、このサイズになってきますと種親サイズを超えることがまず、大きな壁です。
この個体をみたときに実はホッとしたんです。まだ成虫になったわけでもないですが、私の中では85mmというのは現実として出てくるのか、この1番血統にかけていました。もし種親サイズ付近に限界があるのであれば、種親と同じく33g程度の幼虫が複数でてくるのだと。それを越えられるのであれば、それ以上がこの血統からでるはずだと。
あとは無事に羽化できるかになってきますが、今までの経験で作戦は練ってあります。この幼虫がうまく羽化できるかは、私の温度管理方法と、観察、個体自身の余力に掛かってきますね。
幸い幼虫自身のボディーも丸々太った感じではありませんので、ひょっとしたらいいサイズで羽化できるかもしれませんね。本当に楽しみな個体です。

久留米1番血統 35.9g    大台 計49発

2008/01/29(火) 今シーズンの久留米
11月採集したオオクワの3令メスが蛹になっちゃいまいた(^^)採集時は3.7gだったので可愛い女の子がでてくるでしょうね。11月といっても野外は寒いですから、当然我が家に来たら温度ショックが掛かってしまいます。ワイルドの幼虫は、採集時期と成長度合いで、室温にするかクワ部屋にするか作戦を練らないと、せっかく採ったのに楽しめませんな。その前に腕を上げないとならないですけど(笑)オスは順調に育って、2ヶ月で3.0gから17.0gまで成長していました。

今週末は久しぶりに地元”しずくわ”の人たちと、河川敷にヒラタ狙いで採集に行く予定!せ
っかくなんで、ヒラタとコクワの同定でもしてみようかな。ひょっとしたらってことは無いポイントですが楽しければOKでしょう。オオクワ以外の採集なんて何時振りだろう(^^;

さてさてと今日の画像も久留米です。ここまで大台の数が多くなるとは、本当予想以上です。もしかしたら、80mmが当たり前に出てくるかもしれませんね。今までの経験だと大型個体同士の組み合わせから、大型幼虫ではなく大型成虫が完品で羽化できるのは、よくて大体1〜2頭というのが相場でした。ほとんど大型成虫で羽化したのが前ギネスの兄弟で、こいつは12頭も80mmアップが出ました。この前ギネスの血統をメインにブリードしたのが今シーズンです。このような血統を揃えるのはいきなりは無理です。自分で血統をみて作っていかなければなりませんね。言うのは簡単ですが、このような血統を見極めていくのは、自分で手を抜かず飼育して結果を見ていかなければわからないわけです。もちろん血統も大事ですが、種親サイズは同じくらい重要なのかもしれません。
毎度同じような画像ばかりですが、もうしばらくお付き合いを。最後に感動的?な個体を紹介する予定です。

左上から8番血統31.7g、18番血統31.1g、12番血統30.7g
1番血統31.5g、8番血統31.6g、4番血統31.8g   大台 計48発

2008/01/28(月) クヌギ3ケース
産卵木をDorcusroomさんから仕入れました。初めて購入しましたが、クワ友さんの評判通りでいい朽ち加減でした。購入したのはクヌギAL材1ケースと太目のA2L材2ケースの計3ケースで、全ては使わないのですが、この中で材の選別をして産卵セットに投入します。
これは、幼虫を狙った時期により確実に採るための手段なんですね。確かにコストが掛かりますが、それよりも産まないことのほうが困りますからね。大型個体を目指すときに産卵の時期は非常に重要な要素となります。大型幼虫を羽化させるタイミングは遅くても早くても良く無い場合が多いです。どのタイミングがいいかはブリーダー次第でしょうが、自分なりのパターンはある程度絞ったほうが、結果がわかりやすいです。
ただ、この時期に産卵木を買ったからといって、これから産卵セットを組むわけではありません(笑)これはちょっとした理由があって、そうしているんですが、それは皆さんが考えてみてください。来シーズンのブリード計画はお早めに!

さて、今日の久留米は左が3番血統33.9g、右が1番血統33.9gです。このクラスの幼虫は何度見ても見応えありますね。画像だとそうでも無いんですが3番血統のほうは、長さもありましたので成虫サイズに期待が出来そうです。今シーズンは本当に、こんな個体が多く出てきますが、まだ大型幼虫が出ただけですので、成虫サイズに結びつくかはわかりません。が、これが一番楽しみだったりしてます。

大台 計42発

2008/01/27(日) 菌が回ったぞ
長女が熱をだしてしまったのでは、今週はおうちでまったりと……してませんが、自作菌糸ビン作っていました。
1月14日に接種した菌糸ビンは、ようやく勢い良く菌が回り始めました。この菌糸ビンは、培地を広葉樹の朽木で作っていまして、2年ほどに初めてつくりましたが、どうしても菌が薄周りになり、うまく出来なかったんですね。生オガでは同じレシピで問題なく菌がまわります。それがようやくうまく出来そうなんで、嬉しかった。原因はわかってしまえば、たいしたことでも無くても、そこまで来るのには場合により大きな遠回りになる事もありますね。ただ、この経験は無駄では無いでしょう。
この自作菌糸ビンを作り始めてから、市販の菌糸ビンとの比較や、大型幼虫の食性を考えるようになりました。添加剤に対する考え方も大きく変わってきたかな(笑)来年は、どんなレシピにするか、ただいま試作中です(^^;

本日の紹介個体は久留米ですが、またまた同じ体重の個体が多いですが、写真のコピーではないです(笑)久留米は33g台にいくと、多くの個体が82〜3mmで羽化してきていますので、今春は前ギネスを越える個体が多く登場してきそうな気配ですが、どうなるでしょうかね。

すべて久留米で上の2個体が4番血統で30.7g
左下が10番血統33.6g、右下が先日の35.9gの兄弟である14番血統33.6g 大台 計40発

2008/01/25(金) 自作菌糸ビン大爆発 第2弾
今年の冬は冷え込みますね。これだけ冷え込んでも浜松は雪が降りません。でも、風が強いので冗談抜きに雪が降っている山梨県よりだいぶ寒い感じがします。ただ、雪下ろしはありませんので、それだけでもありがたいです。

年度末に向かって仕事が忙しくなってきましたが、ビン交換を遅らせるわけにはいきませんので、 ”疲れたのでやらない” にはならないようにしてますが、これが中々むずかしいもんです。嫁さんがビン洗いをしてくれているので、ようやくオスはビン交換がほぼ終了しました。あとはメスを少し残すばかりです。
手元にある結果を見ていると、ようやく考えていた超大型個体への道が見えてきましたね。運もあると書きましたが、やっぱりそれなりに準備と手間、それに時間を掛けないと結果はついてこないです。これが、全部偶然だけで起こるのであれば飼育やめちゃうでしょう。ただ、今シーズンは私の予想を遥かに上回る結果がついてきました。温度管理方法を一部変えていますが、それだけでこの結果になっているとは思えません。やはり血統があり、その中で個体差があるんだと思います。写真で紹介しているだけですが、これもまとめるの結構時間掛かりますな。同じ体重の個体が多いので、写真をコピーしているのだと思われそうだな(笑)

今日の紹介個体は全て自作菌糸ビンの結果です。これだけ出てくると来年用も気合入ってしまいますな。気になった方は、販売しますのでメールでお問合せください。というのは冗談です。自分の分もまともに作る時間が無いので、販売はしません(笑)

画像は全て久留米で左上から、4番血統31.0g、3番血統31.8g、
18番血統32.2g、8番血統31.6g、4番血統31.0g(左上の個体とは別個体) 大台 計36発

2008/01/23(水) 31発目は自己採集個体だ!
年度末に向けて、あちらこちらで工事が……。昨年掘り起こしたところをまた工事している。工事費昨年は4000万円て書いてあったぞ!おかげで、いつも通勤に使う道が長期間にわたり使えないので、非常に迷惑です。

先日は大型幼虫のお祝いメールをたくさん頂きました。本当にありがとうございます。掲示板やめちゃったので、中々メールしにくいとは思うんですが、やっぱり共感していただくとやる気でますなあ。

今回は方向性を変えた大台幼虫の紹介!
この個体は福島県某所で06年の8月に自己採集したワイルドからの幼虫です。その日は灯火採集で1♂3♀の大当たりでして、うち1♀がその夏に産卵セットするも、産まない。翌春も産まないで同日採集した♂とペアリングしたんです。オスは55.8mmの中歯個体、メスは39.3mm、このサイズからでも個体差で30gクラスはでるんですな。
菌糸ビンはオアシスなんで、成虫サイズを期待してしまいますが、頭部が久留米に比べ小さく体型も丸形なんで30.2gあっても羽化サイズは77〜8mmぐらいでしょう。メスは15.2gもあったので50mmは確実かな。本当は自己採集、自作菌糸ビンで80mmがいいんですが、そんなに簡単では無いようです(笑)

2008/01/20(日) ついに、狙える幼虫が出てきたぞ!
BE-KUWA出たみたいですね。まだ買っていません。
むし社のTさんから連絡が来ましたが、プレゼントで提供させていただいた、国産オオクワはものすごい人気だったとか。国産オオクワの大型は相変わらずの人気のようで、嬉しかったです。で、プレゼントは80mmペアと前ギネスの子供3令ペアと、前ギネス兄弟83.0mmの子供3令ペアの3セットなんですが、まだビン交換で手一杯で送っていません。当選した方には申し訳ないですが、少し待ってもらいましょう。
昨年はこのホームページで80mmペアのプレ企画をやりまして、今回は雑誌のプレゼントですが、これで2回目です。特に提供した私にギャラ(笑)があるわけでは無いですが、経過報告があるとうれしいですね。転売はやめてくれ〜(爆)

先日日記に書いた、松野さんに思わず電話してしまった内容ですが、ついに出てきたんですよ。85mmを狙えそうな幼虫が!

掘り出した時の様子は今でもよ〜く焼きついているんですが、外からはまったく見えない居食い状態。ボコッとあいたその先に見えるクリーム色のボディー。見た瞬間に感じた違和感。長く、そしてデカク、お尻は丸々していない。このパターンは例年だと33g台の幼虫に感じるのだが、今年は平均アベレージがかなりあがっているので、目も肥えてきている。すでに大型幼虫はかなりの数を見てきている感覚から、ピンとくるものがあった。使用していた菌糸ビンはオアシスだ。やばいよ松野さん、やっちまったよ。秤を見ると、

  ”35.9g”

すぐに呼びにいった嫁さん。その後呆然としていた自分。翌日この事を松野さんに電話しちまった次第です。幼虫の体重を伝えるなり、聞いてきたのはやっぱりボディーの感じだった。大丈夫、あなたが作ってくれている菌糸ビンなら、そうはなりにくいんです。

30発目の大台は意外?にも前ギネスの子供ではなく、兄弟81.1mmからの子供である久留米14番血統なり。
ビン交換はまだ結構残っています。まさか、こんなに結果が出てくるのは予想外でありました。

2008/01/19(土) さっぱり
今朝は4時起きで、フジクワさんと山梨県へ採集に行ってきましたが、17時過ぎまで粘るもさっぱりでした。
でも気分もリフレッシュできて”さっぱり”しました。
用事があって帰宅は23時となりましたが、今日一日よく歩いたな。
オオクワ採集は歩いてナンボの世界です。昨年と同じところばかり行っていては、何処かで行き詰るんですね。なんで今日は新規開拓で朝から晩までほとんど歩いていました。オオクワはいませんでしたが、2本の良材を見つけたので無駄ではないでしょう。これを来年またチェックします。こうして少しづつマイポイントが増えていきます。
帰り途中、KAZUさんから電話が来ましてオオクワ採集の厳しさをアドバイスいただきました。先日の成虫ペアや3令ペアゲットがまぐれにならないよう、通うしかないですな。
フジクワさんいつもありがとね。今度こそはと諦めてはいかんよ。

さあて、29発目の大台はオアシスで久留米1番血統の34.4gの大型幼虫が出てきました。この個体は頭幅13mm以上で長さもあります。そして血統的背景と種親サイズもあります。この体型は大いに期待できますね。
オオクワの幼虫は添加剤を多めにして飼育すると体重がのってきます。それは栄養が多いこともありますが加水分解が早くなるんですね。仕込み時水分50%となっている菌糸ビンを3ヶ月以上幼虫をいれていた菌糸ビンの水分量を計測するとどうでしょう。おそらくビックリするぐらいの水分量になっているでしょう。水分量が多い餌を食べれば、当然体重は見た目よりのります。そしてお尻周りが丸々してくるんですね。こうなると羽化したとき、お尻が大きくなるか羽化不全になりやすくなります。または体重の割りに大きくならない。などになります。
オオクワの幼虫が大きくなるが、成虫は完品にならない、では悲しいですね。添加剤だけでこれが決まるわけではないですが、大きな成虫を羽化させることはかなり難しいです。
オアシスがほとんどの産地で80mmオーバーが出るのは、この部分が深く絡んでいるでしょうね。

2008/01/18(金) 初採集
連日のビン交換は楽しいんですけど、体は段々疲労が溜まってきますなあ。
新年になってまだ初採集に行ってませんので、ここで休日をビン交換にあててしまうと1月は行けなくなってしまうぞ(爆)
と言うことで明日はフジクワさんと山梨県へ採集に行って来ます。道中眠らないようにしないとね。これで今シーズンは5回目ですが、初採集から5回目でフジクワさんがオオクワゲットなるか!楽しみにしています。ちなみに私はヘボチンなので回数は忘れましたが、2年間坊主でした(^^;


さて、ビン交換も進んできましたが、ついに大台も一昨年の27頭を越えてきました。今年は種親サイズも過去最大であり、血統的背景も抜群なので当然な結果だと思いますが、実は……

というほどでもありませんが、今年も温度管理方法ある考えから、ある部分だけ少しですが変更しています。そしてなるべく温度管理を失敗しないための対策もとってあります。はっきり言って毎年手間が相当増えています。(笑)
同じ血統の経過を見ていくと、2年サイクルでだんだんとアベレージがあがってくるんだと実感します。このまま行くと10年ぐらいすれば本当に90mmも夢ではないかもしれませんね。

久留米1番血統33.4gオアシス、久留米8番血統オアシス、久留米4番血統32.7gNAOビン

この中で33.4gの個体は頭幅13mm以上有、ボディーも長めです。どうなるかな(笑)

大台 計28頭

2008/01/16(水) 85mmを手にするために
ようやくクワガタ雑誌に出す、執筆物第一弾が片付きましたよ。慣れていないんで、元旦も実家で書いていたんだな。私にとっては大変でも慣れている方なら大したものではないんでしょうな。ふう〜。

それに引き続き連日ビン交換を夜中までやっていますが、とても予定通りにはならないので、ここで私の必殺技を使います。ビン交換したあとの汚れたビンは全部嫁さんに洗ってもらっています。毎日なんで、結構しんどいんですが、そこは飴と鞭をうまく使う必要があります(笑)我が家は家族の理解があるおかげで、ここまでクワ馬鹿になれているわけですが、恐い奥さんだとそうもいかないでしょうね(爆)いきなり環境を変えるのは難しいですから、自分が時間があるときは家事手伝いもしなければならないでしょう。

さて、今日の画像は1本目で30gアップしたNAOビン個体のその後です。なんと34g台がでてきましたよ。ただ、ボディーが太めなので、この体重とボディーの感じだとうまく羽化できるかがちょっと不安です。

2頭とも久留米3番血統 30.7g → 31.3g   30.0g → 34.1g


ここまでのビン交換経過を見ていると、80mmアップが21頭でた一昨年は30gアップの幼虫が27頭でました。現在それに迫る勢いで25頭でています。まだビン交換が結構残っていますので、この数字は越えてくるでしょう。それにプラスして一昨年最大体重だった幼虫は33.6gですが、この個体は83.0mmで羽化してきています。前ギネスは31.8gで83.3mmだったのですが、今年は30gからプラス数gした幼虫が多数出てきています。最終的にどうなるのか分かりませんが、現在前ギネスやその兄弟からの子である血統郡の幼虫は50%ぐらいが30gアップです。2頭に1頭が30gアップとはよくよく考えると、そうそう出会える血統では無いでしょう。自分の予想より遥かに上に行ってましたね。しかも殆どのオスメスの組み合わせから多少偏りがあるも、まんべんなく大型がでてますからね。

超大型個体を出すのは、運も必要ですが、その運を手繰り寄せるような環境を作らないと、難しいんだと思う。まず良い血統があり、その中で個体差が生まれます。この血統力と個体差により、圧倒的に大型な個体が現れると思います。

小さな個体から、とんでもないのが1頭だけ出ることはまず無いでしょう。それでは、ここまで自分がやってきたことが意味なくなってしまいますから(^^;

この圧倒的に大型な個体とは、幼虫であるならば重いだけではダメでしょう。それ相応の長さと大きさを持っている必要があります。このポテンシャルを引き出すのが飼育者の腕ですが、いい血統にあたれば複数の大型幼虫が出てくるでしょう。ただ、複数いると失敗が多くなるんですね。少ないときはVIP待遇して対応できるんですが、多くなるとそうもいきません。ここら辺は経験が差を生むと思います。だいぶ先の事まで予想して、準備を進めないとなりませんから。
あと数多くやればその分、管理方法に悩む部分が多くなるので、自分の管理できるギリギリぐらいで結果を出していくのがいいと思いますが、それには相当手間がかかります。
この多数の大型幼虫の中から、超大型個体が無事に羽化してくるんだと、今年の春を信じているんですがね。
今私が手にしたいのは85mmの国産オオクワガタです。これを手にするには、人と同じ事をやっても中々難しいものですな。

2008/01/15(火) 自作菌糸ビン大爆発
今日は冷え込みが一段と厳しい感じがしました。今週はずっとこんな調子のようです。週末は採集に行きたいのですが、これだけ冷え込むと凍結が心配です。あと雪もね。
一昨年だったかな?下山中にボタン雪が降ってきて、そこでいい材を見つけてしまったものですから、周りが見えなくなり気が付いたら帰り道がほとんど分からなくなっていたことがありました。幸い川が流れていたので、目印になりましたが自然をなめてはいけません。本気にやばいです。

昨晩感動的なことがあり、本当にいい気分になった。こんな感じは何時以来だろうと考えても思い起こせない。夜中に嫁さんを起こしたのは間違いないが(^^;
この話はまずはあの方に話そうと思い、昼休みに松野さんのところに電話したんですが、喜びを深く分かっていただけました。この話は後日日記で書こうかな。

さてさて、今日の話題も自身には、本当に感動的な内容でした。
血統に助けられていることもありますがいいんです。食痕の感じからして、これならば大台に届いているだろうと掘り出していった。

これは、培地の調整から殺菌、放冷、接種、培養と全部自分で作った菌糸ビン。確かに毒ビンも作ったが、これはこれでいい経験になった。その中で数種類はうまく成長していることが感じられたんです。菌糸ビンを自作している方は、少ないかと思いますが、家庭で菌糸ビンを作るのは設備もそれなりに必要だし、何しろ時間も手間も掛かります。そして結果が出るまでに時間が非常にかかる、でもね感動は普通ではないのであった。

話を戻して、幼虫の姿が見えた瞬間、微妙だがこれはいったかも。そっとスプーンで拾い上げ、測りに載せると ”30.5g” 嬉しすぎる結果でした。何事も真剣にやってこそ結果に感動があるんですな。その後、2頭の大台を追加し、最大は33.3g。もう十分すぎる満足な結果でした。

画像は左から久留米10番血統33.3g、3番血統32.3g、3番血統30.5g  大台 計25発

2008/01/14(月) マツノ、自作菌糸、ビン交換
土曜日はマツノインセクトに新年の挨拶へとクワ友ダリさんといってきやして、相変わらずな姿にクワ談義が盛り上がりました。
ダリさんは自作で菌糸ビンを作っており昨年は82mmを出した、かなりのやり手(笑)道中もこの菌糸ビンの話や血統、それに夢の85mmへと話はつきません。途中昼食入れながら2時間半もクワ談義してしまった。その後に目的地のマツノへ行ったんですが、まだまだ話すネタはなくなりません(爆)クワ以外の話にも花が咲き、いきつくところはやっぱり大型、血統、それに菌糸ビンまで深〜く語ってきたのだった。しかし毎度ながら途中経過を話すと、松野さんはその先が読めているんだろう。こんな結果になっていないかと、語りかけてくるんだが、それが当たっているから凄いんだな。74歳にして現役だが、1年でも長く頑張って欲しい。
帰りはダリさんに私のクワ部屋に寄ってもらった。ダリさん遠方から本当にありがとう。ここのところ、毎月会ってるな(笑)

こんな遊んだ翌日はもちろん家族サービスで朝から市内の動物園へと、私は体力づくりも兼ねて、9ヶ月になった次女をだっこして行くことにしました。結構アップダウンがあって、走るといい感じです。ようやく何かしゃべるようになってきまして、昨日は”パパ”って連呼してくれたんですよ。親ばかですなあ、こんなことで嬉しくなってしまった。
予定より随分と帰宅時間が早くなったので、空いた時間でここから自作菌糸ビンを作り始めてしまった(笑)今回は培地、種菌などなどコンセプトをまったく変えた新しいものを用意して作り始めましたが、終わったら午前様になってました。うまく菌が回るといいのですがね。

さて、ようやく本格始動した3本目へのビン交換、3頭の大台がでてきました。左から久留米16番血統31.4g、14番血統31.0g、18番血統30.2g、これで大台18頭から3頭プラスして21頭なんだが、ビンを整理していたら22頭いた(笑)どれか写真取り忘れたか、数え間違えたかですが、とりあえず1頭増えたのは嬉しいことです。

2008/01/11(金) ここのところ
正月明けの仕事は体にこたえますなあ。
ここのところ生体の発送やメール返信などで、毎日午前様になっています。火曜日ぐらいまではいいんですが、休憩無しで連日だと疲れが中々抜けなくなってきました。数年前はそうでもなかったんですがね(^^;

一昨晩はようやく書き上げた執筆物を印刷して嫁さんを巻き添えにして確認をしました。クワ用語って中々抜けないので、普通の方が読んで意味がわからなければならないのですが、呼んでもらう人間違えてました。私が自然と使う言葉既に理解しているのね(笑)
うちの嫁さん温度監視員としてはよく働いてますので助かっています。それに今日は大量入荷した菌糸ビンの搬入を手伝ってもらいました。クワを手伝ってもらうのにはコツがあります。先週は私のお小遣いで飲みに行きました。私はあまり飲めませんが嫁はビール大ジョッキ1杯と中ジョッキ2杯を短時間に飲み上げていました。こうやって、飯も作らず気分を良くする日をつくるんです(爆)やり方はいろいろですが、飴と鞭ですね。気が合う分、上司を持ち上げるより難しいですよ。80mmなんてこれに比べたら容易いものです。

さて、明日はクワ友のダリさんとマツノインセクトに行ってきます。
これで菌糸ビンがどばっと入ってきますが、今日入荷したLEVIN-Gとあわせると200以上かな。今シーズンの幼虫飼育数は数えていないが恐らく250ぐらい。まだほとんど最終ビンへの交換をしていません。
といっても大型血統の久留米ばかりではなく、今夏採集したワイルドメスの持ち腹個体であるWF1群もいます。WF1群は今シーズンバリエーションがかなり多く、山形が2血統、福島が3血統、新潟が2血統います。そう言えば山形の1メスが6頭しか産まなかったのですが、5頭目までの交換時点で全てメス、最後の1頭の食痕がメスのような感じでしたが、小さ目のオスがでてきて一安心でした。

2008/01/08(火) 初大台
正月明けの仕事は、欠員がでたりで、とっても忙しくなってしまった(^^;
ノロウィルスにインフルエンザと無理してまで来て欲しくない人ばかり。

まずお知らせですが、福袋に当選されたかたで、連絡が取れない方がいます。

愛知県 T市 YWさま

ご連絡いただいたアドレスが携帯メールのため、パソコンからメールをお送りしても、迷惑メールとして蹴られてしまい送信できません。
お手数ですが、他のメールアドレスをご連絡ください。
金曜日までご連絡が無い場合は当選無効としまして、再抽選にさせていただきます。

新年の初大台の紹介はクワ友のNAOさんに作ってもらった自作菌糸ビンであるNAOビンの結果です。両個体とも久留米で33.7gが4番血統、33.1gが3番血統です。これで大台は計18発となりましたが、まだ私の自作菌糸ビンからは大台がでていません。と言うよりはこれから交換ですので、ちょっとだけ期待しています。ただ、私の菌糸ビンはダリさんやNAOさんが作っているものより、完成度がイマイチなんですよ。まだまだ勉強が足りませんね。
私的には、これからの時期3本目へのビン交換が終わるとブリードから少しだけ開放されますので、来シーズン用の自作菌糸ビンを試作しようと思います。先月だったかな、試しに作った菌糸ビンは1種類菌の回り方が良かったので、これを考慮して作ってみようかな。具体的には07年仕様の自作菌糸ビンは加水分解が遅いので、もしかしたら大幅な改良をするかもしれません。

2008/01/06(日) 初詣に抽選
初詣へと法多山尊永寺に行ってきました。
厄除けだんごを食べて、お守りを購入して一仕事終えました(^^) 毎年交通安全と開運だけは購入しています。開運はもちろんクワのためですね(笑)超大型個体は、血統や飼育方法だけではなく運も必要な要素なんです。

さて、予定通り長女に福袋のクジをひいてもらいました。本人は何のためにやっているのか分かっていませんが、幸運の女神が微笑んだ方もいれば、そうでなかった方もいます。私は業者ではないので、数がほとんど用意できないのがネックですね。残念だった方には申し訳ないのですが、またがあるかわかりませんが、機会がありましたら何かしらの企画をしますのでこれに懲りずによろしくお願いします。
当選された方に順次メールをお送りしております。件数が多いのでマニュアル的なメールになってすいませんが、ご了承ください。


今日のワンショットは正月に親戚の大工さんにお年玉の袋を利用してミニ羽子板を作ってもらいました。それ以外にも自作箸置きを頂きました。器用なものです。昨年はアトラスオオカブトの木の模型を作ってもらったんですが、来年はオオクワをお願いしますと頼んできました。
ただね〜酔っ払いはどこまで記憶が残っているのか不安ですが、変わりに本物をよこせとせびられてしまった。天然のでいいからって(笑)無理だよ。

2008/01/03(木) 謹賀新年
あけましておめでとうございます。
先ほど実家から帰宅しまして、たくさん頂きましたメールの返信などをしていました。明日1日だけ仕事をして、また土日は休みです。なんだか気合が入りません。

まず、福袋の問合せが多数きていましたので、ここでお知らせしますね。予約受付は4日に締め切りまして、抽選を5日もしくは6日に長女に行ってもらいます。最近は数字が読めるようになって来ましたので、ちゃんとクジに書いてある数字部分を隠さないといけません。その結果を順次メールにて行いますので、しばらくお待ちください。当選者の公表は個人情報の問題がありますのでしません。正月空けの仕事と、某雑誌の締め切りが迫っていますので、返信は気長にお待ちください。よろしくお願いします(^^;

さて、今年はどんな年になるんだろう?
昨年販売した久留米の幼虫郡の結果を聞いていると30gアップは既に2桁に到達している方もいました。ただ、全体の個体数が分からないのでどのくらいの確立かということも重要になるかと思いますが、やっぱり血統をつくっていくのがギネスサイズを狙う上で重要になってくるということになりますね。その血統に到達できれば、あとはブリーダーの努力次第です。この大型血統というのはメンデルの法則のように単純では無いのは間違いないでしょう。大型同士の組み合わせというのも間違いでは無いですが、正解でもないんですね。
遺伝学の本を何冊か読みましたが、これで大型血統の秘密にはたどりつきませんでした。だいたい遺伝子を私が調査できないので当たり前です。ですが、これを踏まえてさらに発展した部分を調査すれば何かつかめそうな感じがしています。
クワガタのサイズというのは、うまく出来ているもので、遺伝以外に後天的な影響、餌や温度などによって大きく左右されます。それ以外にも卵としてメスの体内に発生した時点で、差が出ていると思います。これは産卵セットを多数見ていけば一目瞭然でしょう。その後にも影響はでます。どんなに優良な血統でも生まれた時点で差が出ているんですね。この個体差は遺伝以外にも、卵子としてメスの体内に発生する時点で何らかの影響があるんでしょう。これも私が調査できる部分ではありませんが、クワガタ以外の生物は調査されていますので、生物学に詳しい方なら分かるのかな。個体差で小型が出てくるのは自然界での羽化時期の相違による環境変化への対応などに役に立ちそうな気がします。
毎年ただ大型を育てるだけだと、どうも行き詰まり感がでそうなんで、新しい方向性を見つけてみたいですね。


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