メルリンカートの気まぐれ日記
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2008/12/15(月) 第3回山梨採集
水ぼうそうの次女が機嫌悪くて参りました。
日曜は一日中泣いていまして、どうしていいかまだ喋れませんので、察してあげるしかないです。今朝も機嫌悪く泣いて、朝食を食べてくれません。口の中をのぞいたら口内炎が出来てましたので、これが原因かも?ということで、自転車ツーリングの時に使う、ポカリの粉を水で溶かして飲ませたら大成功でした。ちょいと嬉しかったですね。

さて、第3回山梨採集記です。

朝4時いつものように起きて、コーヒーの粉を取り出し濃い目のブラックコーヒーを作る。これでバッチリ目が覚めた。5時にはフジクワさんを乗せて、いざ山梨へ!
フジクワさんは前回のゲットもあり、なんだか楽しそうである。クワ話に花を咲かせ、あっという間にポイントに到着しました。
1ポイント目は前回ゲットした台木の近くにある台木がどうしても気になってしまい、確認。雰囲気は抜群で脚立を使い、地上5m付近の部分枯れの状態を見る。……硬い。直ぐにダメと見切りをつけましたが、どんな材も近くで見ないと分からないものです。
その後は、高い台木から中々降りられず、フジクワさんに助けてもらいました(汗)

ここから前回は探索していない方向へと歩きます。広い空間に台木があり雰囲気がいい場所ですが、いかせん広いため昨シーズン全部は探索しきれていません。雰囲気のよい部分枯れや立ち枯れ、切り株と見ていくが、でてくるのは何時ものあいつだけ。行き止まりまで歩き、道を変え反対斜面を歩き、倒木を確認し、池を回り、新たな台木林を発見!そんな事をしながら、あっという間に午前中がほぼ終わってしまった。

車に戻り早めの昼食を取りながら、昆虫フィールドをペラペラ見ていると、河川敷の採集が載っているではないですか〜。刺激受けるなあ。

さて、午後はどうしようかと二人で地図を覗き、夏場に樹液で見つけておいた立ち枯れがある事を思い出し、そのポイントへ車を走らせた。このポイントは非常に道が狭く、下手すると崖に落ちる!慎重に進んでいくと路面はぬかるんでいて、どうもUターンは無理だ。帰り道が気が重い。目的の立ち枯れを見つけ気になる部分に手をつけると、すぐに食痕が現れた。これはと思い、慎重に食痕を追う。よし、食痕が太くなってきたぞ!まだ2令だろうか?次の瞬間ポコッと開いた空間に居た幼虫をドキドキしながら覗くと、コクワだ(笑)まあ、期待した木には大体コクワはいる。間違いなくオオクワがいてもおかしくない状況でもほとんどがこんな感じで、本命には早々出会えるものではないのです。こんな材を必要以上に確認する必要はないんです。来年また楽しみに取っておけばいいでしょう。

午前中から探索続きでしたので、今度は昨シーズンゲットしたポイントへ!
まずは南側を軽くチェック、まだ誰も来ていないようだ。初令っぽい食痕がでたため慎重に削っていくと、残念ながらコクワの2令であった。気を取り直しで西側へと移動をする。時間はもう15時を回っており、こちらは誰か入った様子がある。ここでフジクワさんと、

”3時から男って知ってます?”

”3時過ぎにゲットするんで、妙に夕方から元気になる人がいるんですよ。”

”有名なあの人なんですけどね、ハハハッ!”

こんな事を言ってると、疲れが飛ぶもんだ!手がかりもないまま、この時間になると疲労感が、やる気を低下させる。こんなときは最後の最後にゲットしたことを思い出すと、妙に元気になれる。体力は昨シーズンに比べるとタフになっている。まだまだこれからだと、奥へ奥へと進む。途中で台木林が終わり、ここから2mを越えるやぶ漕ぎをするわけだが、こんなところは中々人は入ってこない。案の上その先にある台木林は誰も入っていなかった。なんだか、この手前まで来た採集者に勝ったようで妙にうれしい。

大分歩いてきた事もあり、昨年同様少し休憩してからチェックしようと、チェックしたい台木の前まで行って休んでいた。昨シーズンは休んだところの目の前の切り株にオオクワがいた。今回はその切り株の前に来ているわけではないが、この台木がどうも気になって、ここにする事にした。

座り込みながら台木をよく確認する。4mほどの高さで、木になる部分は2m付近にある。一息ついたところで、気になる部分にチェックをいれる。硬い部分がはがれ、しっとりした白枯れが出てきた瞬間どぶとい食痕が現れた。これはきたかなあ〜。食痕は奥へと続き、粗くなっていく。間違いない!あとはそれがどこにいるかだけだが、死んでいる場合も多い。慎重に追いかけていくと、縦横無尽に食痕が現れる。こうなると、かなり慎重にならざる得ない。15分ぐらい格闘したときであった。ボコッとあいた穴の中には、卵巣が見える大きな幼虫がいた!


”フジクワさ〜ん。”

出だ部位と食痕、幼虫の大きさから頭は見ていないが本命確定であると思い、彼が来るのを待っていた。ここですよと見てもらい、写真を撮影した後、取り出した。デカイ(^^) (頭幅9.7mm4.6g)
まだ食痕が残っているが、あたりは暗くなり始めている。ヘッドライトをつけ、続きを追いかける。慎重に追い続けるが次が出ない。どんなに追いかけてもいない。暗くて見えない部分もあったが、おそらく☆になったのであろう。真っ暗になってしまったこともあり、1頭で終了となった。集中していたため、坊主にした頭には、得たいの知れない虫に刺された部分が4箇所もあり、今も腫れていて非常に痒い。帰り道は何も見えない道の藪こぎがスリリングで楽しかった。

フジクワさんいつもありがとうございます。という事で今週も頑張りましょう!!

ようやく山梨でゲットできるようになってきたなあと思っていると、友人から電話がかかってきて、越冬成虫を狙って採ったと。まだまだ上には上がいるんだと痛感したのであった。そのうち、自分も……。まだ10年早いか(^^;


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