メルリンカートの気まぐれ日記
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2008/12/21(日) 第4回山梨採集その1
久しぶりに疲労が溜まって、スッキリ眠れず2日間睡眠不足です。
朝目覚めると、左ふくらはぎ、左の広背筋が筋肉痛でした。樹上で無理な体勢が多かったのもありますが、体がなまっているんでしょうね。筋トレを強化せねばなりませんな。

さて、土曜に行ってきました第4回山梨採集記です。
今回も4時起床でブラックコーヒーで目覚めます。大型会のフジクワさんを連れてドライブ!
しかし、今回はK氏も同行していただける事になり、途中で待ち合わせ私の車1台でポイントへと向かいました。晴れてはいますが、気温はようやく12月という感じになっており0℃。それに次の日が冬至ということもあり、ナイター前にはどうしてもオオクワの顔をみたいと勝手に妄想しながら、クワ談義に花が咲き、今回もあっという間にポイントに到着しました。

ここは3年前に一度来ているが、奥までは行っていない。フジクワさんは初めて、K氏ばっちり山の構造が分かっているということで、脚立を担ぎ3人で出発しました。K氏はこの日記にも何回か出てきていますが、採集レベルは間違いなく私より上手く、しかも行動力もあります。今回は、その技術を少しでも盗もうと考えながら、歩いていきます。台木が見え始め、広がった空間にポツポツと点在しています。まずは一発目の立ち枯れ、K氏は今回はフジクワさんに採って貰うと完全に監督モード。良さそうな部分をフジクワさんにお願いして、K氏が監督、私はそれを見ながらも、周りを探索。台木の確認が終わると次へと、部分枯れを中心に確認していきます。
今回は脚立を持っている事もあって、5mぐらいの登りやすい木には登れますが、電柱部分が長く、台木のコブになっている部分がはるか上にある木は高所があまり得意ではないので、2人は完全に登る気なし(笑)
そんなとこに来ると、2人でK氏を指名。木に登る様や、チェックする部分などを見ていると、いや〜凄いなあとしか言葉が出ない。
K氏が夏場に数頭はオオクワを抜いているという木の周辺を入念に、しかも怪しい部分は出来る限り確認していきます。経験上完全にいてもおかしくない状態が何箇所もあるのですが、一向に本命は姿を現さない。やはり出てくるのはコクワばかり。毎回思うが、ここ山梨がいくらオオクワが濃いと言っても、甘いものではありませんね。これがオオクワなんでしょう。
しばらくして、2人には登れない木に登っているK氏が太い食痕でたと叫ぶ!こりゃもらったと、しばらく待っていると、残念ながら☆になっていたようだ。
このほかにも、大きさからしておそらくオオクワであろうと思う空蛹室などはあるが、なかなか生きた本命には出会えない。すでに4時間ほどは歩いてきただろうか。昼を過ぎまだまだ続く広大な台木の山を違うルートで折り返すことにした。同じように確認しながら進むも、成果もないまま、体力だけが奪われ車に戻った。
昼食もほとんど取らずに来たので、疲労感が出始めた。軽く食事をすると、パワーが戻ってきたぞ!時間はもう3時、ここで先週の事を思い出す。3時から男だ!フジクワさんと

”最後に出てくるのは感動するねえ。”

”今週も3時から男でしょ(笑)”

この時間からようやく2ポイント目へ、ここでK氏秘蔵のポイントに行く事になりました。こういうポイント案内は普通は気軽にしてもらえるものではなく、信頼関係が必要になります。それが、なんとも嬉しいではありませんか。
車を走らせ直ぐに到着。何時も通っているこんなところにあったんだという感じでした。
これは絶対要るだろうと思う、部分枯れをチェックする。おかしいな、食痕すら出てこない。誰も来ている雰囲気もないので先に採られている事もない。私がその部分枯れに熱中しているとフジクワさんとK氏が周りを散策しに行った。30分ほど粘ったがダメであった。さあ、そろそろ日暮れも近い。まだK氏の☆個体しかでていない。

近くにフジクワさんが居たので、どんな部分をチェックしていたのか確認。チェックする部分が鋭くなっていている。奥にも台木があったのでフジクワさんと移動すると、ここは既に1本チェックしてあり、直ぐ横の残りの1本を脚立待ちでチェックしていなかったようである。脚立を手渡し、私は既にチェックしてある台木をよ〜く確認した。高さは3mほどの太さは50cmほど、胴部分はほとんど朽ちており、すでに上部分はベストな時期を終えているように思う。こういうときは下側まで朽ちていると、終令が出てきた事が過去にある。斧を一発入れると、すぐに食痕が現れた。下側に伸びていっているようで、もう一発!きたっ、この太さと粗さはコクワである事は考えにくい。しかし食痕は湿っており、下側に伸びている。ここでK氏が散策から戻ってきて、

”ノコでしょ(笑)”

”いやいやわからんですよ〜。”

水が浸入グチャグチャ状態。それでも続きを追うと、コクワが出てきた。なんでやねん。いやいや騙されませんぞ。この食痕の主は他にいるはず。コクワを取り出して直ぐであった、ボコッとあいた穴の先には、蛹室のなかにいる蛹が!メスだしかもデカイ。色からして☆ではないような感じがするが動かない。寒いのか?慎重に取り出すと、ノコギリクワガタのメスではありえないサイズの蛹であった。しかも羽にスジがある。間違いないオオクワだ!嬉しいような、悲しいような瞬間であった。(この個体は残念ながら持ち帰ったら腐敗臭がし、動く事はなかった)
別部分をチェックしていくと、上に伸びていっている太い食痕がある。この食痕は上からきているのか、下からか。慎重に食痕を追っていくと出てきたボコッと出てきた穴の先には……。                              続く


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