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2008/02/21(木)
冬のキノコ
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いよいよ今シーズンのブリードも後少しで佳境に入りますね。 この時期は低温移行によりキノコに苦労されている方多いと思います。このキノコ一度生え出したら止めるのは中々難しいものです。間単に止める方法は温度を上げることですが、それでは本末転倒ですな。 キノコがはえにくい菌糸ビンもあるんですが、これは種菌の違いや添加剤、加水分解の進み具合によるところが大きいです。私が使用している菌糸ビンには双方有り、生えやすいものは苦労しますね。一昨年辺りまではここらへんがうまくいかずに苦労しましたが、昨年から、温度管理方法と年間のブリード方法を変えたところ、酷い情況にはなりにくくなっています。と言っても、完全に防ぐことは無理ですね。 でもこれを防ぐのに一番簡単な方法があるんですよ。それは……、え〜ヒラタケの菌糸ビンを使えばできます。これはキノコの発生温度を調べればすぐに分かります。ただ、私の飼育方法ではこのヒラタケはどうしてもマッチしない部分があり、何シーズンか使いましたが今は使ってません。 ただ、キノコがあまり生えてこないからと言って成功でも無いんですね。重要なのは大型個体をセミ化させずにより大型で完品で羽化させる事なんです。こうなってくると、キノコだけに気をとられるわけにはいきません。低温にしなければ、キノコ以外に幼虫の大型化が望めますが、反対に羽化しない危険が出てきます。大型個体を大量に出すには、セミ化個体をできるだけ防ぐことも重要になってきます。ここ2年ほどはセミ化個体はほぼ出なくなってきましたので、幼虫にはいいのですが、菌糸ビンの状態を見る限りもう少し詰めたい部分があるのです。ただこればかりは1シーズン1回の挑戦となりますので、まだまだ答えが出そうも無いです。
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