メルリンカートの気まぐれ日記
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2008/03/30(日) 花見から温泉へと
やっぱり家族がいないと寂しいものですね。
昨晩帰ってきたので、今日は花見に近所の佐鳴湖へといってきました。こちらはほぼ満開の桜が多く、沢山の人でにぎわってましたね。肌寒く上着が必要な天候でしたが、花見客は相変わらず酒の勢いで温度感覚が麻痺しているようです。でも、この佐鳴湖って日本でワースト1になるほどの水の汚さなんですな。これは開発が一番影響しているようですが、私はこちらに引っ越してきてこの事実を知りビックリしました。
花見のあとは長女が温泉に行きたいと言い出したので、これまた近所の極楽湯へと!私は長女と一緒に次女は嫁さんと一緒に。まず目についたのが紫色のお風呂、これなんだと思います。……桜風呂でした。なんともお洒落な感じでしたが、長女はプールモード突入。他にアワアワ風呂、サウナ、露天風呂に足湯など7種類ぐらいありまして、満足な一日でありました。

温泉と言うと私は灯火採集を思い出してしまいます。夏場にはここ浜松から東北まで出かけてオオクワを採りに行っているわけですが、片道9〜11時時間ぐらいかかります。運転だけでも疲れるんですが、到着したら夜は採集に精を出すんですね。終了後は車で仮眠を取りますが、夜が明けたら、ここで温泉に行くんです。疲れは相当たまっていて、かなり気持ちいい。疲れを取りのぼせているところにビールを一杯。運が良ければ採ったオオクワを温泉の休憩所で眺めながら爆睡。このなんとも言えない時間が最高かも(^^)

さてさて、その前に冬の採集シーズンは終盤戦ですがまだ終わっていませんので、来週予定している香川遠征の準備を進めています。現地の地図を見ているだけでも興奮してきます。今回はクワ友さん達の計らいで夜は宴会となりそうな感じです。これでオオクワ採れればさらに最高ですが、行くだけでもよだれもんです。

2008/03/29(土) 文章って難しいですね。
昨日から嫁さんと二人の娘は実家に帰り、ひさ〜しぶりの独身生活をしています。
なんてたって、仕事から帰ってきて子供の相手をしなくていいので、たまにはいいですね。ただ、誰の声も聞こえないのはちっと寂しいものがありますな。

さて、この時間を利用して執筆物第2弾を書いていますが、簡単に言いますとオオクワ飼育の技術的なものを書いています。頭の中にあるものを文章にするのって難しいですね。書きたいように書いて読み直すと、なんか変(^^;もう一度読み直しても、やっぱり変。ダメだな。締め切りが近くなってきたが、このままじゃ間に合わない(汗)
ただ、基本的なことならいいけど、大型にするためのテクニックって文章だけじゃ分からないと思ってるんですよね。採集と同じで経験しないと中々分かりにくい部分があると思うんです。経験して無い事を未来まで予想して、予想通りになればいいが、大体思惑通りにはいかないわけですので、それをどう修正していくか……。
こんなこと日記に書いていると、こっちを書いているのも頭が痛くなってきますね。

さて、頭をリフレッシュして、写真見てたら06年の暮れに香川で出た、3令オスのオオクワお尻画像があった。まだ頭が見えていないときの、ドキドキ感、今度また味わえるだろうか。

2008/03/26(水) ペアリング日程
ようやく次女が少しは元気になってきましたが、まだ食欲がありません。皆さんご心配頂きましてどうもありがとうございます。毎日朝と晩の薬の吸入は嫁さんと二人で泣き暴れるのを抑えながらやっていますが、中々大変です。本人が一番大変でしょうが、終わると泣きすぎて唇が真っ青になっています。はやく治らんかなあ。

今日は種親のペアリング日程を組んでいました。1オスに多い個体で3♀掛け合わせますので、計画しないと産卵セットに投入したい日に間に合わなくなってしまいます。かといって、あせってペアリングをしますと事故が起こりやすくなります。特にオスは十分な休養を取らないと、体が持ちませんな。全くうらやましい限りですけど……。

さて、そろそろ今シーズンの成果が見えてくるころだと思いますが、皆さんの成績はどうだったのでしょうか。前ギネス血統を購入いただいた、様々な方から途中経過を報告いただいていますが、ほとんどの方が今シーズンが最も良い途中結果になっています。自分のところだけではなく、他の方の途中結果もよいという事は、やはり血統がどれだけ重要なものか改めてわかりますね。最大は82mmをご購入された方が36gを出しています。それ以外にも80mmクラスの種親を使用した方は33gぐらいまでの個体が20以上は出ているようです。この結果はある程度予想していましたが、やはり種親オスのサイズは次世代をより確実に狙う上で、重要な要素となってきそうです。でも、それだけ私はライバルが増えたわけですけど……。

2008/03/24(月) 咳が……
ようやく目の腫れが治まってきたんですが、痒いんですよ。で触ると痛い!やっかいだな。
それよりも厄介なのが次女の風邪。強力な抗生物質でも治らないので血液検査をしたらマイコプラズマがでたようだ。これって肺炎になるようです。
どおりで俺も咳が激しいと思ったら、菌に犯されてたんだな。嫁さんも酷いですが、長女のみ平気です。まあ、私は採集に行くぐらいの体調ですので時間と共に治るでしょう。それよりも次女が参った。まだ11ヶ月の体には辛いようで、薬を吸入させていますが暴れまくりです。食欲も無いし、寝つきも悪い。

先日羽化したワイルド個体が以外に大きかった。オオクワのメスですが採集日が昨年の11月23日、羽化日が今年の3月3日で、蛹室作り始めたのが確か年明け早々だったと思います。採集時は3.8gでしたが菌糸ビン投入から1ヶ月強で前蛹になりましたが、羽化サイズは40mmもありました。菌糸ビン内部は居食いした食痕があり、採集してからクワ部屋で温度ショックがかかって羽化ましたが、羽化前に必要な栄養分は蓄えたと思われます。こう考えると、冬場の温度管理は常温よりやはりギリギリの低温がいいのだと思ってしまいますね。


最近とあるサイトの幼虫同定コミュニティーに参加したのですが、これが中々面白い!ブリードしていると、ビンの中の幼虫はオオクワって決まっているので、中々同定なんてしないものです。これがフィールドに出ると、出来ると出来ないでは楽しみ方に大きな差が出てくると思います。で、この同定も出来るようになるにはかなりの時間が掛かるようですが、私はまだまだ経験不足です。
どの道も奥が深くて経験をつまなければ分からないものですね。

どの道も極めている人は出会ったことはありませんが、大体どちらかに偏っている方が多いです。その道について話し込むとその凄さが分かるんですが、違う道の話になると的外れ感があります。このギャップが面白いんですが、自分だって人の事言えるほどのものでは無いのですけどね(汗)

2008/03/23(日) 春の陽気に誘われて
さて、昨日は山梨に単独で挑んで来ました。
春を感じさせる陽気で、気温は正午で20℃もあり山中歩くのはバテバテ。
今回はというより、ここのところ毎回ですが探索ばっかりです。めぼしいポイントはもう回ってしまったんですね。

で、1ポイント目は先日2令をゲットしたところの反対の山に向かってみました。一度山から下りて谷まで行くと、採集者が来た形跡があり、よくもまあこんなところまできてるなあと感心しますな。でも何故かエノキの切株が部分枯れしているのに見逃している。さっそく様子をみると食痕がでてきた。細めの食痕が長く続いている。慎重に削っていくと、おお!!

頭が小さいんで、一瞬あせったがコクワだった。頭測ってみると、ジャスト3mmぐらいか!この時期のコクワは不凍液化して無い個体も多いため、このような個体に騙されるな。

ここで、右目に違和感を感じたんですが、このあと大変な事になるとは……。

反対側の山に行くと、こちらも台木沢山ですが既にチェック済みってところですね。かなり広い範囲に台木があるようで、ある程度区切りのつくところまでチェックしたところで今回はそこまでとしました。

車に戻ると時間は既に昼、違和感のあった右目を見ると虫に刺されてまぶたが……。右目が半分も開かん。痒い、しかも痛い、さらに見た目殴られたみたい。自分で笑ってしまった。その後、この日記を書いている翌日も腫れがひかず、まぶた開き度33%に減少(悲)


午後はある理由で入れなかったポイントへと。小さな林ですが立ち枯れや倒木、切り株が割りと沢山あります。

いつものコクワ君はどこでもいますなあ。と目の前にこれは貰ったと思える立ち枯れが現れた。早速一発入れると、極太食痕が現れた!期待に胸を含ませるが、良く見ると食痕が荒い。その先にいたのは……

やっぱりカブチンでした(汗)久しぶりに大型のカブチンで30g近くありそうな巨大個体が7〜8頭でてきます。このような材の場合、腐朽が進んでいない方にクワがいたりするんですが、綺麗な白枯れには何もおらん(^^;

さて、このポイントも後にし、次はポイントを大きく外してみようとあまり聞かない地方へと車を走らせました。途中車を降りながら斜面を確認しますが、ほんの少し移動しただけで、台木は見当たらず、植生も大きく変わります。途中何ポイントか台木林を見つけ潜入するもタイムアップとなりました。

いや〜、今回は見事坊主でありました。オオクワ採集は甘く無いですな。まだまだ修行が足りないようです。そろそろ、冬季採集のシーズンも終わりですが、もう1回ぐらい感動を味わいたいので次回は香川遠征予定です。1年ぶりの讃岐うどんも楽しみだな。

そうそう、今回の採集で貴重な出会いがありました。おそらく、他に同じ経験した採集家も少ないはずです!
まずはニホンザルの親子に会いました。その数分後、今度は単独でテクテクしているキジに!そして最後は民家で飼育されている
犬にあったんですよ。この間およそ5分、他の生物には出会ってませんので、まさに桃太郎(^^)きびだんごあげなかったので採集には着いてきませんけどね。


ブリードもいよいよ佳境を迎え、それと同時に新たなシーズンが始まります。それに加え私は灯火採集のシーズンにも入りますのでこちらの準備も必要ですな。ほんと、年がら年中オオクワになってます。

2008/03/21(金) 暴れだしたぞ!
春分の日の昨日は次女の熱が下がらず、39.5℃まで上昇。段々ぐったりしてきたので、当番医に連れて行きました。幸い風邪のようでしたので助かりましたが、嫁さんと交代で二人の娘の世話をしていました。世話っていっても大した事した訳ではありませんが……。
途中で自分の用事に長女連れて行くためにレンタルビデオ屋で映画で見たプリキュア5のビデオとシンデレラを借りました。そのまま車でビデオ鑑賞しながら、オイル交換へと。日頃お世話になっている愛車ですので、オイル交換などメンテナンスだけは怠らないようにしないとね。

そうそう、通勤用の自転車も買っちゃいました。詳細は納車されたら書こうかな。予算だいぶオーバーしてしまい、完全な趣味道具化してしまいましたが、その分楽しみが増えました。納車は2〜4週間先らしい……待ち遠しい(^^)


さて、ブリードですがメスの暴れ個体が出始めました。いよいよですね。メスは15〜16gの個体が多数いますので、この中で55mmという個体が出てくれれば今シーズンのブリードは成功と言えるでしょう。オスは30gアップ軍団はまだドッシリとして動きません。
オスがちょっと厄介で28gぐらいまでの個体は用意していたビン大きさの関係で1100CCのボトルに入れています。このぐらいの幼虫ですと80mmは超えてくることも多いので、蛹室が作るにはビンの横幅がちょっと狭いんですね。なのでビンを横倒しにして、ブックエンドで転がりにくいように固定しました。
この時期の温度管理は割りと簡単ですが、ちょっと気を抜くと蛹室にキノコが生えてきます。これから寒暖差が激しくなってきますので、温度管理が難しくなるのはこれからですね。。私は昨年同様、オイルヒーターとエアコン両方使いまして、この時期を乗り越える予定です。


なんだか、自分も次女の風邪がうつったのか間接が少し痛む。堰が止まらない。このまま採集に行ってしまおうか悩みますな。雨降んなきゃいいか。そういう問題でも無いな、いやでも行きたい。現地で考えるか(^^;と言うことで単独で山梨楽しんできます。

2008/03/19(水) クロスバイク
なんだか東からの風が相当強い。時折台風並みの強風があるが、はて???南海上の低気圧の影響でしょうか。
明日か土曜日どちらかに採集に行こうと思いましたが、土曜の方がよさそうですね。2回行ってしまうという手もありますが、今日から長女が春休みに入り、次女は39.1℃の熱を出して苦しそうなので、子供を見てあげる方が懸命だな。

最近山に行くと体力低下を感じる……。事務仕事が増えてきたのも大きな原因となってきてます(^^;体力低下が採集の意欲低下に繋がるので、体力つけたいんだが、どうしたものかと考えたのが自転車!!
つい先日近所のマニアックな自転車屋に行ってきまして、ちょっとお話を聞いてみました。予算5万円ぐらいで、速いのありますかね。こんな感じでお店の方に話しかけたら、通勤用にクロスバイクなる自転車を紹介してくれた。クロスバイクはロードバイクとマウンテンバイクの中間的な存在で、最近人気らしい。値段を見ると5万円〜様々なものが並んでいます。違いを聞いてみると、耐久性やら軽さ剛性などとにかく、長く使うと差が出たり、走りの感じに違いがでるらしい。上を見ると60万超えてるのがありましたよ。あらゆるパーツにカーボンなど使用していて、いかにも軽そうだ。
そこからインターネットで調べてみると様々なチャリンコがありますな。もともと車好きな事もあって、メカチックな乗り物には直ぐに嵌る。レーシングカートやってた時代はスプロケット選定したり、トレッド調整、チェーンの張り具合見たり、なんだか懐かしい事が蘇ってきた。
ただ、趣味にするわけで無いので程々なものを入手してみようかな。明日もう一回話し聞いてくる!こういう物って知識あれば別ですが、素人が通販で買うのは危険でしょうな。

さて、マツノインセクトさんで越冬成虫のセールやってました。
最近虫は買うより採る方が多くなってしまいましたが、久留米のメス強化してもいいかな。

2008/03/17(月) 試作9種類
今日は娘の幼稚園が卒園式でした。と言っても年少である長女は休みでしたが。明後日終業式をして長女は年少さん納めとなります。この1年は生活環境が激変した年でしたが、随分と成長した姿に嬉しいです!!
長女からみるとこの1年は幼稚園に入園したことが大きいと思います。それに妹ができました。最近は下手くそですが、家事も少しずつ手伝うようになり、妹の面倒も良くみてくれます。4つ離れているので、嫉妬心もあまり無いようで二人で遊んでいる姿をみると感慨深いものがありますな。
変わらないのは私なのだ、子供が二人になっても、趣味の時間を減らす努力は何もなく、ただひたすら自分が興味のあることに突き進んでしまっているのですな(汗)


さて、昨日は案の定、朝電話が掛かってきて松野さんから、

”○○君、昨日マット忘れてったぞ”

”ハハハ、途中で気がついたんですが、随分遠くまで来てしまったんで……”
”あとで、行きますね。”

ちょっと面倒だが片道約50分ほどなので、近いと言えば近い。直ぐに帰ろうと思ったが、話し好きな松野さんが話し長いんだよ。いや、違うか(汗)クワ話は尽きないものですな。


せっかくなのでクワ三昧にしてしまおうと、昨日自作菌糸ビンを3種類高圧殺菌しまして、本日会社から帰って風呂に入った後、接種しました。あとは1ヶ月程度の培養して完成です。今回も試作ですが、これで9種類作ったことになり、この中で2種類を決め08年用にする予定です。

で、来シーズン用に本当にいけるのかチェックするため2ヶ月ほど前に仕込んだこの自作菌糸ビンを1本掻き出しまして確認をしました。この確認の作業は重要ですね。外からの見た目だけでは分からない部分が沢山あります。

まずは見た目、そして水分、匂いなどをチェック、かなりいい感じに仕上がっているが、水分がちょっと多い感じがする。材のやわらかさは程よい感じ、これぞ朽木培地って感じでしたね。仕上げに堀場の1点校正P.H測定器でP.Hのチェックで終了となりました。しかしながら、何時も何らかの不満がでるな。思ったようなものが出来る事は、ほとんどないのかも(^^;

2008/03/15(土) 忘れもん
今週は家族サービスな週末となり、渥美半島にあるサンテパルク田原に!ちょうどチューリップフェアをやっていて、華やかな景色を堪能してきました。ここには昨年も行きましたが、入園無料なんで、マツノインセクトに行くついでに家族サービスとしていくとお父さんポイントがアップします(^^;お財布にもやさしいので、少しの早起き、これだけでいいのです(爆)

で、帰りにはもちろん松野さんに会いに行ってきましたが、2ヶ月ほど行ってなかったので随分久しぶりな感じがしました。
今回は子供の話題を始めに、途中で子供が話しに飽きてきたので公園に行ってもらってクワ業界の話をしていました。昨今の外国産ブームそれにムシキングブームが終息してきている今この業界は変化が出ていますね。どこもそうだと思いますが虫の売れ行きが悪くなってきている。国産オオクワで言えば大型、極太、産地物、どれも中途半端なものは溢れてきているのでしょうか。もしくはそのようなものはより安価で購入できるオークションが利用されているのが多いのでしょうね。
ただ、本物、特出している、確かな、など本当に好きなマニア層な方の売れ行きは変わらないように感じます。好みは違っても本当に好きで飼育している方は、種親に相当なこだわりやコストを掛けています。ある程度飼育数をこなしていけば分かることですが、種親をケチるといい事がありません。と言っても最初からいきなり10万円のクワガタ買う人はいないでしょうな。ただ人から貰ってばかりだと、中々愛着が沸かないのかもしれないですね。
そうそう、話題はちょっと違いますが貰ってばっかり方は、相手が精根果たして作り上げたクワガタを頂いた場合は注意くださいね。そんな事ばっかりしているといい事ありません(ボソッ)

せっかくなんで、松野さんのブリードルームに入れてもらい、大型幼虫を見せていただきました。中身は見えるわけではありませんが、今年もかなりいますよ30gアップ!!100は軽く超えているでしょうね。でブリードルームに入れば、我が家とは数℃程はおそらく異なると思われる温度が気になり、そのまま温度管理の話に!○○は○○℃が上限でここからの1℃が大事だとか、低温とセミ化それにキノコとの関係の話まで、熱くなりました。お互いに丸秘な部分がありますので核心的な部分は具体的な言葉はなく濁していますが、曖昧でいい部分とシビアになる部分があるのは同じでした。ただ私の経験なんかより松野さんの経験は全然上なわけですので、話を聞くたび頷いてしまいました。ちょっと考えさせられる温度管理でありましたので、来シーズンはまた少し変えてみたい部分が出来てしまいました。

さて、今回は捨てビンと未発酵マットを購入したんですが、話に夢中になってマットを車に積み込むの忘れてしまいました。帰り途中に気がついたんですが時既に遅し!明日また取りに行かなきゃならん(自爆)

2008/03/14(金) 今年の種親は……
今年もいよいよF1開幕しましたね。
ほとんどテストしていないSUPER AGRIはなんとか予選には出れるようになって一安心です。佐藤琢磨も今年は正念場でしょうね。フリー走行はハミルトンがトップと昨年のような展開がまた続くんでしょうか。今年もフェラーリとマクラーレンが強いようですので、ここにウィリアムズあたりが絡んでくると面白そうです。今年は2代目F1ドライバーの中嶋一貴がいますので、どこまで成績を出すのかも楽しみです。3戦ぐらいは難しいでしょうが、厳しい世界ですから成績残せないと来年は無い。

さて、種親を起こしていますが、越冬用マットをいつもはマツノインセクトで購入していますが、間に合わない分を某ショップで昨年末ぐらいに通販したんですが、これが大失敗でコバエがこれでもかってぐらい沸いてきます。乾燥していた状態で届きましたが、これを加湿して暖めると簡単に累代できるようです(自爆)幸いコバシャで一大事にはなってませんが、こんなマットは全部ゴミにしてます。二度とこのショップで買わんよ。

気を取り直して、今年の種親表を暇を見て作りたいと思いますが、中々その気になりませんな。今年の種親は大型頭幅個体とワイルド及びそれからの産地物でそろえています。
大型頭幅個体は大型でありながら頭幅もある個体の事です。極太とは違うアプローチの個体ですので、誤解の無いように。具体的には能勢産の83.5mmで頭幅29.3mm、同産地で82.6mmで頭幅29.1mm、久留米産で82.4mmで頭幅29.0mm。数値でみると能勢がいいのですが、久留米はこれに厚みもありますので、重量感は凄いインパクトがあります。サイズでみても、能勢は前ギネスの83.3mmを少しですが超えていますので、かなり期待できると思います。
メスも同様に53.3mmで頭幅が16.0mmという久留米産の個体がいます。メスの16mmは相当頭幅がある個体になりますが、数値より手に乗せた方が遥かに分かりやすい迫力です。この個体も厚みがあります。それ以外にも久留米産の54.6mmという超巨大メスがいます。この個体は前ギネスの兄弟で2年1化です。能勢産も53mm台が2頭いますが頭幅は15mm中盤と久留米には及びません。

産地物は今年かなり多いので、どれを間引くかまだ迷っています。
自己採集ものですので、愛着はかなり強いのですが、まず兵庫県猪名川町産のワイルドメスが6頭、これは全部出来ませんね。それに先日山梨韮崎市でゲットした成虫ペア、香川県産が1オス2メス、それに福島県南会津産のWF1が2血統2オス4メス、全部まともにやったら200頭以上やらねばなりませんね。まあ、やらんけど。
私の場合は採集やられている方たちとは、産地物のブリードをする考えがちょっと違うのかもしれませんね。ゲットするのは新しい産地が嬉しいのは同じですが、ブリードで考えると同じ産地で沢山欲しいのです。同じ産地で複数メスからブリードしますと、当たりが出る確率が上がるんですね。当たりの詳細は、まず形が第一で、第二に大きさです。将来的にはこの血統で80mmを出したいですね。

2008/03/13(木) 前蛹前の観察
花粉がピークを迎えているようで、目がショボショボ。幸い鼻は軽い感じなので助かってますが、近年段々と花粉症患者が増えてきているように見えますね。
今日なんて景色が何となく白くにごってました。これって花粉の影響か!!

某誌執筆物の第1弾の校正刷りがあがってきました。
文章は私が書いたものに、少し追加が有る程度で私的には満足な内容でしたが、写真が自分のものでは無い部分もあるんで、ちょっと気になる(いや、気に入らないか!)部分が何点かありました。一人で作っているものではありませんので、これはこれで仕方無しかな。
第2弾の締め切りが近づいてきますので、そろそろ本格的に始動しないとやばい。でもテンション中々あがりません(^^;

そろそろ蛹化シーズンが近づいてきましたね。
私のクワ部屋の温度設定だと大体あと3〜4週間ぐらいで、前蛹個体が出始めるはずです。同時に暴れ個体も出始めますので、準備を進めなければなりませんな。低温管理下で生えたキノコを取り除きましたが、それと同時にやっぱり今年もトリコデルマなどのアオカビが発生しました。それに、キノコが生えた部分は茶色に変色しヌメっとしています。この状況を良く観察して、ビン交換が必要になりそうなものかをある程度目星をつけておきます。どのようなビンが交換が必要かは経験がものをいうので、こうだと言う決め手はないのが難しいところです。
と言っても、最後の暴れだけは防ぐのが難しいです。いや、完全に防ぐ方法があったら教えて欲しいくらいですね。これは恐らく生体の自己防衛機能として仕方無い事かもしれないと、今シーズンの採集でなんとなく感じたかな。

さて、今週末も採集に……とは難しいので家族サービスを取り込みつつ、久しぶりに松野さんと話をしてこようかな。

2008/03/11(火) 探索の末に……その2
今日は今年一番の陽気で日中は事務所で半袖で十分でした。でも、花粉が……。ここ浜松は天竜杉の影響をもろに受けるのでキツイ。おまけに広葉樹がほとんど無い(^^;

さて、一昨日の日記で書いた幼虫同定は、答えが出ましたでしょうか?
採集記の文末ぐらいに答えを載せますので、答えをまだ見たくない方はご注意を!

採集記続きです。

パッと見た瞬間3本の切り株が目に入った。
2本の切り株は容量がある。が、残り1本は小さいが、かなりよさそうな朽ち方に見えた。大きさは高さ60cm、太さ50cmぐらいか!斧を入れると、かなりサクサクだ!上部を取り除き、中心部分に向かっていくと、小指ぐらいの食痕が現れた。慎重に追いかけていくと、直ぐに主が出てこない。ますます怪しくなってきたぞお。しばらく追いかけていくと、ポコッと幼虫のお尻が現れた。不凍液化していない!これはさらに怪しいぞ。こんなときはドキドキして手が震えるもんです。小道具を使い、周りを慎重に削り取り、アゴがなんとなく見えたところで、枝を噛ませ幼虫を手に取った。

多分2令のオオで間違いないと思うが、こんな容量の材からでるものなのか?経験が無いことだったので、しばらく迷った。そして、その続きをしていくと今度は別部分から、不凍液化した、頭幅、ボディーサイズがほとんど変わらない個体が現れた。その個体はコクワにしては、いつもと感じが違う。ますます迷いだし、フジクワさんに状況説明。不明幼虫の事が気になりながら、車に戻ると既に13時を過ぎ6時間の探索が終わった。二人とも疲労困憊で、車の中で昼食とりながら、しばし休憩。食糧不足が悪かったんだろうと、2ポイント目へ向かう途中コンビニでサラダ巻きを追加して買って食べたところ、疲労がかなり回復!が、お腹のほうは、なおらないのね。

2ポイント目は、先日成虫を出したポイントの反対の山に行こうという事になり、向かっていった。途中ゲットした材のところを通ると、木端微塵になっていた。誰だよ!やりすぎだよ!なんで、こんな事になっちゃうの?そのまま先に進むと、ん〜崖になっていて、数十メートル飛び降りないと行けない。無駄足になってしまった(汗)

ここからは、車で台木林を探索、まだ通った事がない道を通ると新たな発見があります。ある程度車探索したところで、本日3ポイント目へ。こちらは、期待ハズレでした。

車に戻り、不明幼虫をもう一度じっくり観察した。頭幅良し、ボディーの透明感良し、顔もこんな感じだよな。間違いないよなと思いつつも、もう1頭の幼虫を見ると不安になる。フジクワさんがゲットしてきた、コクワを見せてもらうと、明らかに違う顔しているので不明幼虫はオオクワに見えるんだな。幼虫の同定は、かなり難しいですね。


そろそろ、帰ろうかというときkazuさんからメールが。電話して不明幼虫の事を話すと帰りに某所で待ち合わせることになった。時刻は21時、相当眠いぞ。待ち合わせの場所でしばらくすると、kazuさんが到着。


ご無沙汰してます。

早速例の幼虫見せてもらえますか?

はい。これです。

懐中電灯を使い、幼虫をじっくり観察していた。何時もなら直ぐに答えが出るのだが、今回は長い。この間がドキドキするんですね。しばらくして、もう一頭同じ材からでた幼虫を手渡す。こちらも、じっくり観察。直ぐに同定できないことに、ちょっと嬉しくなった私。しばらくして、1頭目を指し、

メルリンさん、これは何だと思って持ってきたの?

オオの2令です。

おめでとう。これは9分9里オオですね。

よっしゃ〜。

2頭目は、迷う部分がある幼虫ではありますが、コです。

よっしゃ〜。

いや、こちらはゲットした事ではなく、正解だったことが嬉しかった。
夜分遅くにわざわざありがとうございました。このあと、貴重な採集談と85mmの話で1時間ほど盛り上がったあと、帰路につきました。


今回は1頭のみでありますが、ゲットできた事に感動した採集でありました。自分で開拓したポイントですからね。本当はペアでゲットしたいんですが、そう簡単に採れる物ではありませんので、贅沢を言ってはいけません。また、いつかゲットできる事を信じて……。
フジクワさんは残念ではありましたが、今回の採れた材を見る事ができ、kazuさんの貴重な話も聞けた事で、充実した1日になったと言ってました。彼を見ていると、以前の自分を見ているようで嬉しく感じましたね。今回もありがとうございました。

さて、昨日の同定写真ですが、採集記の通り左がオオ2令、右がコクワ3令でした。これが、迷い無く同定できたら、そのときは名人の域に達しているのでしょうかね。

2008/03/10(月) 探索の末に……その1
仕事中急に雨が降ってきたと思ったら、雹(ヒョウ)が降ってきましたよ。それからすぐに晴れて、一日中ぽかぽか陽気でした。ブリードも終盤戦に突入しましたが、温度管理が難しくなるシーズンです。採集に明け暮れていますが、ブリードは手を抜いてませんので、最後はキッチリ仕上げをしていきたいと思います。

今シーズンは出だし3回連続でオオクワにめぐり合えましたが、その後静岡探索、そして今年に入って山梨は3連敗になりました。経験不足なのでめぼしいポイントが無くなってしまったこと、それに採集者が入り発生木を見つける事が出来ても、手遅れなのが敗因かな。いや、下手なだけです(笑)毎回のように採れている方は、今まで相当な苦労をしている方ですね。

と言うことで、土曜日は気合を入れるためにいつもより長く採集することを決め、AM2時半起床、3時半にフジクワさんを迎えに行き山梨へと。

今回の意気込みを聞いてみると、”採りましょう”といい答えが返ってきました。

フジクワさんは今シーズン始めたばかりです。どこでオオクワをゲットするのか、私は非常に楽しみなんです。過去採集を始めた方のほとんどは数回の採集で厳しさを知り、そのままになってしまうパターンでした。フジクワさんは今が正念場ですから本当に頑張ってください。材割での初ゲットは相当感動があることだけは間違いありませんね。お金で買えないものがある。あれっ何処かで聞いた事があるな。

7時前には1ポイント目へ到着しました。
ここは3年程前にきましたが、ほとんど探索していません。地図上では相当広い山ですので、大まかに全体を探索します。3方向に行けるので、方向を定め登っていくと、小さ目の立ち枯れ切り株、台木が多くありますがコクワばかりで手応えはありません。

そう言えば、斧で手をやっちゃった人が居たんで気をつけてください。

と話していた矢先、体勢を崩したとき、すっと斧が手を掠めた瞬間、スパッと左手の小指側の側面が切れていた。先日斧を研いだのでこの有様です。手袋にも問題があったのが原因ですが、道具はケチってはいけませんね。

尾根まで上ると何も無いので、今度は別方向へと探索開始。良材がなく、台木が生き生きして手入れしてあり、歩くだけの時間が相当長く続いた。大まかに全体が見えたので車に戻ってみると、4時間経過していたが、まだ11時である。早起きは三文の徳ですね。せっかくなので、残された方向へ探索に向かった。

探索途中から体に異変が出始めた。何かおかしい……。気力は十分なのだが、体が言う事をきかない。睡眠不足なのか?仕事疲れ?そんな事は今まで何度もあったが、ちょっと違う。今回は木曜から、持病(^^;の腹痛が!!いつもは直ぐに治るのに、続いていた。そのため、朝食もかなり少なめでこれが悪いのか。単なる運動不足だと突っ込まれそうだが、ほんとはそれか(汗)
で、こちらは台木が少ないが、ちらほら切り株などがあり割と楽しめる。途中かなり大きな倒木が谷底に見えた。体はえらいが行くしかない。でも、こんなときは何も出ないんですね。林道が終わり藪漕ぎをしていくと、台木林に出た。
小さい林だが、台木が切り株があった。めぼしい材に挑むが、既に採集者にやられている。ここも、やられたか!そんなとき、また腹痛が……。しばらく休憩すると復活!せっかく何時もより早起きしたんだ。こんな気持ちが通じたのか運命の出会いがあったのです。

2008/03/09(日) 幼虫比べ
結局体の疲労感が酷くて、あまり寝れませんでした。
朝から近所に出来た100円均一に行ってきまして、オープンセールのクジで2等が当たりました。賞品はアーモンドチョコ1袋とちょっとしょぼいですが、ついてるなあ(^^)
子供は親の事なんてお構いなしなんで、今日もやっぱり公園に(^^;ハードだったなあ。

私のホームページを見ている方のほとんどはブリーダーの方だと思っています。採集家の方は少ないと思いますが、せっかくと思いましたので幼虫の同定勉強日記でも!!
写真の個体は2個体とも太さ50cm高さ60cmほどの、フィールドでは細く小さいクヌギの切り株から出てきた幼虫です。高さは地上20〜30cmぐらいの位置にいました。頭幅は左の個体が5mmジャスト、右が5.2mmです。幼虫のボディーの画像を見て分かるように大きさはほとんど変わりません。さて、この幼虫は何でしょう?何令の種名まで分かれば凄いですね。私は見た瞬間悩みました。パッと見た瞬間でた答えと、出てきた状況があまりに今までの経験とギャップがあったのです。ブリードだけしてますと、どうしても幼虫顔を見比べたりする事はほとんど無いと思いますので、ちょっと勉強ですね。この同定に長けているのは採集家の人に多く、この答えは後日書きますが、ある理由で既に出ています。

2008/03/08(土) 1週間ぶりの山梨
PM12時ようやく帰宅しました。
今日はどうしてもオオクワが採りたくて朝?夜中?AM2時半起きでフジクワさんと山梨へ行ってきました。
労働時間は21時間半です(^^;、前日ほとんど寝て無い事もあり1週間ぶりに激しい疲れに襲われています。
願いは届いたのか?はたまた4連敗なのか?採集記は疲れが取れて、家族サービスのあとです(笑)

2008/03/06(木) 菌糸ビンのレシピ・添加剤
もう直ぐ年度末の繁忙期も終わるぞ。最近どうもハードな仕事が多いので心身ともに疲労感があります。こんなときは休みにストレス発散が一番ですね。ということで、土曜はまた遠征して採集に行こうと思います。採集行くと体力的にきつい事が多いので、他の事が考えられない疲労感に浸ることができます。完全に中毒みたいなものですな。
最近の傾向は採りたい気持ちは強いが採れる採れないは二の次で、一番は楽しむ事になっています。でも行くからには真剣に(^^) 今回はいつもより気合入れて、ちょっと早い時間に出かけてみます!

さて、今日はちょっとまじめに菌糸ビンの話でも。国産オオクワの場合で、勝手な事を書いてますので、間違っていてもお手柔らかに(^^)

先日作った自作菌糸ビンのうち最初の4種類はうまく菌が回りました。そして残りの2種類はというと、菌が薄周りになりましたよ。いや〜失敗したけど、かなり嬉しい。失敗は成功の元とはまさしくこの事でした。
この6種類は培地をこれまでの生オガから、朽木に変更しています。つまり一度白色腐朽している培地です。これまでも、朽木のときのみ菌が薄周りになる事はありましたが、原因が分かりませんでした。これが2年ほど前からの疑問でした。それが、ようやくつかめそうなところまできました。まだ、あと数回実験してみないとこの答えが出ませんが、時間を見つけてまた試作してみる予定です。この朽木の場合薄周りになるレシピと同じレシピで生オガにすると問題なく菌が回ります。これは、菌糸が成長するために、白色腐朽してしまった培地には不足しているものを、補えている事を示唆するかもしれませんね。これは自作菌糸ビンを作らないと中々分からないことだと思います。

朽木は栄養価が少ないと言われますが、それは何を元に言っているんでしょうか。幼虫には種類によってそれぞれ適した腐朽具合があるわけで、こちらの方が明らかに成長には重要でしょう。そう考えると生木が一概に有利だとは思えませんね。この腐朽状態をその種にあった適正状態に出来るだけ長く保つのが大型のひとつの秘訣だと思っています。これには温度や添加剤など様々な要素が絡んできますが、そのひとつに添加剤には注意が必要です。高タンパクな添加剤を多量に栄養価のみを考えたレシピにすると、うまくいかないことが私の場合は多いです。それよりも、菌の活性具合を見て調整しています。見た目では中々判断しにくく、長い目で見ていかなければならないので、これが中々調整がうまくいきません。
幸い今までの経験で大型幼虫がどのような、菌糸の状態を好むのかは何となくわかります。ただ、分かってもそれと同じ状態の菌糸ビンは中々できませんね。
栄養面を見ると、大型の幼虫はほぼ居食いしているでしょう。居食いしている幼虫は自分の糞をよく食べています。これは、培地や菌糸、それに添加剤など栄養素を一度では消化吸収できない事を意味するものだと思います。ただ、培地だけの栄養素では大型幼虫は出てこないのは確実ですので、その分を添加剤で補います。その補う量と種類のバランスが重要です。幼虫の大型化だけを考慮した添加剤にすると、菌糸の状態変化が大きくなります。幼虫が食しているのは主に培地ですので、添加剤の量や種類で菌糸の加水分解速度が大きく変化します。つまり幼虫の消化吸収しやすい培地状態が短期間になりやすくなります。
間違いやすいのが、添加剤を多くすると栄養過多になることや水分の多いものを食すため、体重はのります。そのような幼虫はだいたい羽化不全や体重の割りに大型成虫にならない、などになるんですね。これには血統も関わってきますが、太らせすぎはよくないとおもいます。30gオーバーは毎年でるが結果に結びついていない場合は注意です!

オオクワは添加剤少なめで、温度管理で菌糸ビンの状態を管理する方がうまくいくように感じますね。
今回書いたのは添加剤に主点にした書き方なので、温度管理や季節、幼虫ステージなど他の要素も含めた飼育方法をが必要ですので、全部を鵜呑みにしないでくださいな。

ふう、いろいろ考えていたら頭が爆発や(汗)

2008/03/05(水) 採集個体と標本個体
PCのスピーカーからノイズ音が……、いつもは不快なんだが、今回のは良かった。その音が夏の夜の虫の声に近かったんだな。これ聞いていると灯火採集を終えてさあ外灯回るぞと静まり返った夜な感じがしました。あと3ヶ月もすればシーズンインですね。
冬の材割もいいんですが、灯火採集のあのお祭りのような感じも最高です。昨年採取したオオクワのメスからのWF1個体群も、もうそろそろ羽化シーズンです。今シーズンは新潟、福島、山形で7メスセットしましたので、産地による個体差が自分の目で確かめられそうです。
このパターンはオスが全く分からないので、どんな形状なのか非常に楽しみになりますな。全体的にWF1個体はディンプルが累代進んだ個体に比べて非常に少ないです。それほど大きくもなりませんし、幅もでません。そして厚みもでません。でも、大型で幅の有る個体に遜色の無いくらいのカッコよさの個体がたまに羽化します。まさに日本刀のような鋭さ!!これが、たまらないです。自己採集個体群も段々増えてきましたが、やっぱり全部は累代できませんね。やりすぎて中途半端になるより、間引きでしょうな。

さて、先日書いた標本にする予定のオオクワは結局やわらかくならないので軟化剤を購入して腹部に注射してやりました。5分ほどでやわらかくなるって書いてありましたが、2時間ぐらいかかりました(^^;アゴだけやわらかくなりませんでしたが、無理やり展足してやりました。標本作ったのなんて、5年ぶりぐらいかな。

2008/03/03(月) 姫が羽化
ひな祭りの今日、先日採集した山梨のオオクワメスが羽化しました。ボトル越しですが、赤い羽根を背負って、お尻をフリフリしている姿がなんとも嬉しいですね。採集時3gでそのまま蛹化しましたので、相当カワイイサイズになっています。あとはオスがどんな形で羽化してくるか、本当楽しみですな。
ふと、この個体を見ていると行ったばかり採集ですが、また行きたくなってきた。今週末また行ってしまうでしょうな(^^;ようやくブリードも落ち着きましたし、あと1ヶ月もすると忙しくなってきてしまうので、今しかないな!

ブリード幼虫群はまだまだ、ビンの中でまったりとしています。今シーズンの温度管理できっちり蛹化してくれるかが、一番不安ではありますね。ここ2年ほどは30gを超える大型幼虫もほぼ全て蛹化してくれています。そう考えると温度ショックがかかる温度はまだ高めでもいいのかもしれません。と思って温度管理したのが今シーズンなんですね。ある部分を●℃変更しましたが、これによってその他の温度を下げるタイミングや時期が異なってくるので、これがうまくいっているのかは、あと3ヶ月もすれば分かるでしょう。狙う目標を高く設定している場合は、この温度管理を常温でやったらうまくいったで済ましてしまうと、次年度につながりません。なんとなくうまくいったで結果が出たではダメなんですね。データも大切ですが、体験が一番大切です。失敗を恐れて、雑誌やHPなどのデータだけを参考にするのはよくありません。自分でやる事が何よりも大事ですな。

2008/03/02(日) 広大な山梨
一日早いですが、次女が明日初節句なんで、ひなあられ食べて雛人形の前で家族で記念撮影しました。次女は今10ヶ月を過ぎたところですが、行動範囲がだんだん広がってきてハイハイで便所にもよくついてくる(汗)朝なんて寝ぼけてるんで歯を磨いていると、いつの間にか足元にいるんで思わず踏んづけてしまいそう。文句言わないし、まだ歩けないので今が一番可愛いときかもしれません(^^;長女は今4歳なんですが、これが困ったことにわがままで手が掛かります。こんな子供達を置いて採集に出かけても、あまり文句を言わない妻にはいつも感謝だよ。幸い長女は採集を仕事だと勘違いしているので、ちょっとだけ気楽です(^^;

で、昨日は2週間ぶりの山梨へと遠征に!久しぶりに単独で4時半起床で出発しました。朝は単独だと、しゃべらないので眠くなる。8時半には前回見つけたポイントへとつきました。
さてどうしようか!前回は雪で地面が見えなかったため、ほとんど探索できていない。それにその奥はどうなっているのか?楽しみながら歩いていくと、切り株がチラホラみえてきました。
一発目で太目の食痕でましたが荒い、主は地中へ!おそらくカブチンだな。地上部分はコクワだけ。そのまま歩いていくと、材がかなり豊富にあるため、全部の材は手を付けられていないようだ。これはと思える立ち枯れは当然手が付けられているわけで、良く見ると太目の食痕がかすかに残っている。削ってある量からみてオオがいたのかもしれない。残っていたのは別の部位からコクワのみ。きっちり抜かれていたようだ、残念。材が多いため台木林が終わったころ、既に3時間が経過していた。

車のあるところに戻り昼食をと思ったが、反対側も少しだけ見ようと思ったら、こちらも台木が多い!面白くなってきたぞ。12時を過ぎたころ雪が……、頼むから止んでくれ。しばらくして思いが通じた(^^) 面白そうな部分枯れが2本、3mぐらいのところにあり上って確認したが、こちらもコクワか!もう1本あったが、そこにはまた怪しい食痕がかすかに残っている。ここも抜かれたのか!またまた残念。本命は出ないがここは台木も虫も多い、かなり進んだところで反対側の山にも台木があるのが見えたが、一旦車に戻ることに!

気がつけば、6時間経過していたよ。軽く昼食を済ませ、先ほどあった反対側の山へ行くため、車を走らせた。ようやくそこへ着くと、いい材が数本、こちらも採集者が来ているようだ。この時期の山梨は段々厳しくなってきますね。

さて、時間は16時半厳しくなってきたが、どうせならと今日はポイント探しに徹底することにしましたが、暗くなってきたところで終了、今日は相当歩いたな。
ん〜、シーズン始めは潰したにしろ、オオクワ初令、そして3令、成虫と順調でしたが、そのあと3連敗です。ようやくコツがつかめたのかと思いましたが、まだまだのようです。段々厳しくなるのは当然ですが、それでも上手い人はちゃんと採ってきますからね。このポイントは来年へと繋がることでしょう。

さてさて、本日はkazuさんから採集報告がきました。○○○材の切り株から○○頭出ていると、強烈な写メールが!詳細はKAZUさんの日記書かれると思いますので省きますが、上手い人=やっぱり採れるんだな。悔しいので、また行きますかね。


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