メルリンカートの気まぐれ日記
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2008/03/06(木) 菌糸ビンのレシピ・添加剤
もう直ぐ年度末の繁忙期も終わるぞ。最近どうもハードな仕事が多いので心身ともに疲労感があります。こんなときは休みにストレス発散が一番ですね。ということで、土曜はまた遠征して採集に行こうと思います。採集行くと体力的にきつい事が多いので、他の事が考えられない疲労感に浸ることができます。完全に中毒みたいなものですな。
最近の傾向は採りたい気持ちは強いが採れる採れないは二の次で、一番は楽しむ事になっています。でも行くからには真剣に(^^) 今回はいつもより気合入れて、ちょっと早い時間に出かけてみます!

さて、今日はちょっとまじめに菌糸ビンの話でも。国産オオクワの場合で、勝手な事を書いてますので、間違っていてもお手柔らかに(^^)

先日作った自作菌糸ビンのうち最初の4種類はうまく菌が回りました。そして残りの2種類はというと、菌が薄周りになりましたよ。いや〜失敗したけど、かなり嬉しい。失敗は成功の元とはまさしくこの事でした。
この6種類は培地をこれまでの生オガから、朽木に変更しています。つまり一度白色腐朽している培地です。これまでも、朽木のときのみ菌が薄周りになる事はありましたが、原因が分かりませんでした。これが2年ほど前からの疑問でした。それが、ようやくつかめそうなところまできました。まだ、あと数回実験してみないとこの答えが出ませんが、時間を見つけてまた試作してみる予定です。この朽木の場合薄周りになるレシピと同じレシピで生オガにすると問題なく菌が回ります。これは、菌糸が成長するために、白色腐朽してしまった培地には不足しているものを、補えている事を示唆するかもしれませんね。これは自作菌糸ビンを作らないと中々分からないことだと思います。

朽木は栄養価が少ないと言われますが、それは何を元に言っているんでしょうか。幼虫には種類によってそれぞれ適した腐朽具合があるわけで、こちらの方が明らかに成長には重要でしょう。そう考えると生木が一概に有利だとは思えませんね。この腐朽状態をその種にあった適正状態に出来るだけ長く保つのが大型のひとつの秘訣だと思っています。これには温度や添加剤など様々な要素が絡んできますが、そのひとつに添加剤には注意が必要です。高タンパクな添加剤を多量に栄養価のみを考えたレシピにすると、うまくいかないことが私の場合は多いです。それよりも、菌の活性具合を見て調整しています。見た目では中々判断しにくく、長い目で見ていかなければならないので、これが中々調整がうまくいきません。
幸い今までの経験で大型幼虫がどのような、菌糸の状態を好むのかは何となくわかります。ただ、分かってもそれと同じ状態の菌糸ビンは中々できませんね。
栄養面を見ると、大型の幼虫はほぼ居食いしているでしょう。居食いしている幼虫は自分の糞をよく食べています。これは、培地や菌糸、それに添加剤など栄養素を一度では消化吸収できない事を意味するものだと思います。ただ、培地だけの栄養素では大型幼虫は出てこないのは確実ですので、その分を添加剤で補います。その補う量と種類のバランスが重要です。幼虫の大型化だけを考慮した添加剤にすると、菌糸の状態変化が大きくなります。幼虫が食しているのは主に培地ですので、添加剤の量や種類で菌糸の加水分解速度が大きく変化します。つまり幼虫の消化吸収しやすい培地状態が短期間になりやすくなります。
間違いやすいのが、添加剤を多くすると栄養過多になることや水分の多いものを食すため、体重はのります。そのような幼虫はだいたい羽化不全や体重の割りに大型成虫にならない、などになるんですね。これには血統も関わってきますが、太らせすぎはよくないとおもいます。30gオーバーは毎年でるが結果に結びついていない場合は注意です!

オオクワは添加剤少なめで、温度管理で菌糸ビンの状態を管理する方がうまくいくように感じますね。
今回書いたのは添加剤に主点にした書き方なので、温度管理や季節、幼虫ステージなど他の要素も含めた飼育方法をが必要ですので、全部を鵜呑みにしないでくださいな。

ふう、いろいろ考えていたら頭が爆発や(汗)


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