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2009/12/11(金)
接種して……
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雨もあがって、明日は晴れるようですのでフジクワさんと二人で採集に行ってきます! ここのところ、中々時間が取れなくなってきているので、もしかしたら今年最後の採集かな。 欲を言えば、終令の食痕を追いかけたいですね。
先週作った自作菌糸ビンは、ようやく上部に盛ったフタ付近の種菌から殺菌した培地へと培養されてきました。ここから約1ヶ月ぐらいかけて菌が回っていきますが、菌が伸長していくときはいつもドキドキしますね。失敗すると、途中で菌糸の伸長具合にムラがでます。最近はあまり失敗しなくなってきましたが、油断すると簡単にNGになります。菌糸ブロックの詰め替えのように、ラフにはいきませんな。 この自作菌糸ビン、Lビンだと12リットルの業務用圧力鍋に3本しか入らないので、これを2つ持っていますがそれでも1回に6本しか殺菌できません。作業中は必ず子供の邪魔(^^) が入るので、朝からやっても2セットが私には限界です。 これを翌日簡易無菌室で接種して1ヶ月半程度の培養をして完成するのですが、まあ時間ばっかりかかって、結果がついてくるかと言えば、そんなに簡単に大型個体はでてきません。 結果だけを求めるなら、もっと近道はあるのは散々大型個体をみてきましたので分かってはいるのですが、そればかりになってしまうと、私の場合はモチベーションが続きませんね。 いつかは自己採集もので80mmを自作菌糸ビンで出してみたいのですが、これを達成するためには自己採集するオオクワの産地にも拘りが必要かもしれません。 個体差や組み合わせもありますが、大きくなりやすい地域があるような気がしてきました。まだ数が少ないのでこれは推測ではあるのですが、おそらくその場所の環境を実際に現場をみて考慮すると、なるほどと思う部分はあります。これは材割りより灯火採集のほうが普通種の採れる数が半端ではないことから、判断しやすいのかもしれませんな。
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