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2009/03/16(月)
獣の濃いポイントへフラフラとその1
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土曜は案の定あまり眠れず、日曜は午前中近所の公園で子供達と遊んでました。 もうすぐ2歳になる次女は砂場が今ブームになってます。平日は2時間砂遊びになっているようです。長女とは自転車で遊んだのですが、小さくなってきた自転車のサドルの高さを調整してあげました。これでパワーがでやすくなりますので、相当早く走れるようになりました。午後は買い物に付き合っていたら、自分はチャリでポタリングに行けず終わってしまった。 来週から春休みになりますね。イベントも多いので、ここで家族サービスしてポイントを上げる予定です(笑)なんでかは、書かなくてもこの日記を見ていただいている方は察しているとは思いますが……。
さて、土曜に行ってきた山梨採集記です。 土曜の朝、いつものように朝4時に目覚めると、外は非常に強い雨!車に荷物を載せるだけで、ビショビショになりました。フジクワさんの家までが丁度雨風のピークだったようで、視界がほとんどなくバイパスを30km/h以下でなければ走れないぐらいであった。冗談抜きに台風の中走っているようだ! フジクワさんを迎えに行くと、出てくる言葉は採集をやめようではなく、いつ雨がやむかなあ?でした。これで二人の気持ちは意気投合したようなものです。ポイントにつくと多少雨は弱まっていましたが、カッパをきての採集となりました。
1ポイント目はオオクワが薄い地域ですが、まだチェックしたいところがあったので、とりあえず探索してみた。倒木や部分枯れなど良さそうな材は結構あるが、出てくるのはコクワばかり。クマやイノシシだけは非常に濃い地域で、あらゆるところに熊出没注意のお知らせがありますが、そんな事を気にしてたらやってられません。
……嘘です。物凄く恐いので、大声を出したり野獣の音を確認して進みます(笑)来年以降への手がかりだけを掴んだだけで大収穫であった。
ここからは林道や山越えをしながら、樹層のチェック、さすがにもう台木はないが、ロケーションの良さそうな林が遠めに見える。そして車を走らせる。林道を駆け上がり、何の手がかりもない(笑)あるのは看板に書かれた、親子熊注意!さっきより危険やん!! こんなことを繰り返し、誰もチェックしていない雰囲気のいい切り株はコクワとアカアシ、玉虫のマンションであった。こんなお宝材に何故オオクワが入らないんだろう?この地域にはいないのかもしれないな。
時間はあっという間に14時を過ぎた。 あまりにも採れる気がしなくなってきたので、ポイントを大きく移動する事にした。このころから、雨は完全にやんだのだが、代わりに強風が吹き荒れだした。山梨でこんな体験は初めてかもしれない。木は大きく揺れ、枝がこすれあい、キュウキュウ鳴く。ようやく見つけた台木林は、行けども行けども木がイキイキしている。またも移動、今日はこんなんばっかだ!ようやく雰囲気のよさそうな部分枯れが見つかり、木に登るもカッチカチ!う〜ん今日は完全に嫌われたな。 次のポイントは急斜面な上に、気になる部分は相当高いところにある。脚立を立てるが、風で倒れてしまう。時折地面に立っているのがやっとの状態だ! あまりに危険なので脚立をフジクワさんに押さえてもらい、木に登る。強風が来てゆれる。落ちたら20〜30mはある。完全にアウトだ! 臆病なんで、直ぐにやめた(笑)それでも歩き良材を探すが、倒木にいるのはコクワばかり林が終わってしまい、車の方向に戻り今度は反対側に歩いていく。 ようやく、今日一番のロケーションに台木が立っていた。そこには2本の部分枯れ材があり、1本を軽くチェックするが、どうも朽ちすぎだ。隣の1本は、まだ早そうだが、登ってみなければ状態は分からない。 16時を過ぎフジクワさんはどっと疲れを感じているようで、全く木に登らない(笑)ここから自転車男のパワーの見せ所、体力だけはまだまだ問題ない。むしろ今日一番の良材にやる気が出てきた。
早速気になる部分に一発入れると、太目の食痕が出た。その食痕は楕円状の脱出口へと、繋がっていた。この楕円状の脱出口はカミキリの脱出口でクワガタではない。だが良く見ると脱出口の古さにしては、食痕が新しい。これは怪しい。 食痕の周りをもう一発入れると、さらに食痕が太くなった。これはコクワの終令オスか、オオクワの終令メスの食痕だろう。ただ、材はカチンカチンで食痕が出てなければ、諦めていただろう。 次はどうしようか?迷っているときが楽しく、決めたところへ3発目を入れたときだった。ボコッとあいた穴の先には、幼虫のお尻が。この時点では確定ではないが、頭を見たい。 でも材は異常に堅い。傷をつけないように、遠くから斧を入れているときであった。
いきなり、小さな幼虫のお尻が出てきた。 よく見れば、こちらは太さからおそらくオオクワの初令だ!心拍数が見る見る上がっていく。フジクワさんに小道具を取ってもらい、ここからは持久戦である。目の前にいるのは多分オオクワだろうと、ドキドキしながら取り出すまでの時間は本当に楽しい。この幼虫を取り出すのに10分以上かかってしまった。落とさないように、袋で受け止め落ちた幼虫の頭を見ると……続く
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