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2009/07/07(火)
産地物
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七夕の晩、帰宅中に雨が降ってきてしまい自転車でずぶぬれになってしまった。
帰宅後長女が、今日は雨だからおり姫がひこ星にメールして会えないと言ったから、ひこ星鳴いてるよ〜(笑)だってさ。
おり姫がメールするの?現代の子だな。幼稚園でこんな事言ってるのかな?かなり興味あるんですが……。
羽化結果の報告が様々な方から来ましたが、成功しなくても報告してきてくれた方がいます。この方は失敗をいい経験にしているわけで、本当凄いと思いましたね。 成果が出ないとモチベーションの維持が大変になります。でも、失敗した事を乗り越える事で、今度は失敗する方法を知っているわけですから、後々この失敗は生かされ間違いなく良い方向へ向かっていくわけです。 長く続けていけば大失敗は必ずあるわけで、それを先に乗り越えるか後になるかの違いであり、うまくいっている時はそれに気がつかないものです。 ただ、がむしゃらではうまくいきませんので、飼育方法を大きく変えてみたり、種親を違う血統にしてみたりと、大きく変えてみる事は必要かもしれません。
それではかなり時間が空いてしまいましたが、超大型個体を出す方法の続きです。 ここ最近自分の採集してきた個体群と松野さんのところの久留米以外の産地の個体がほとんど80mmを超えているのをみて、今後のブリードについて考えさせられる部分が多くなってきたんですね。
ワイルドの魅力は様々ですが、その一つにほとんどの個体が美肌です。 マツノさんのところの生体を見ていると、ワイルドの魅力をもったままの80mmアップがいるんですね。 型はそれぞれ好みがあると思いますが、頭幅だけは貧弱だとどうしても迫力にかけます。
既に大型血統として出来上がっている個体ではなくて、素性が分かる、採集個体からこれを作り出したいんですね。 マツノさん曰く80mmアップはアウトラインで作り上げていく必要があるようで、インラインでもできるが、やはり内婚弱性が現れるようです。それに種親は多いほうがよいとのこと。種親の選び方は……聞いてないので分からないが、固定概念がでるので選定方法は知りたくないですね。 まだまだ、私は採集暦浅く絶対的な個体数が少ないので、血統を作り上げれるほどの個体数はいませんが、それでも血統数は二桁はいます。 これをどう管理していくか、すでに一人では無理なような気はしているのですが(^^;、血統の見切りと種親の選択、これが重要になるのは間違いないでしょう。
数少ない血統数での見解ですが、我が家だとこんな感じですね。
F2で化けると思っていたが、全然化けない(笑)種親と形がほとんど一緒で、いたって普通。サイズアップもしない。
温度かけて幼虫体重を伸ばしてしまうと75mmぐらいで羽化不全になってしまう。
ほとんどの個体がいたって普通のオオクワで羽化して、グッとくるのは稀。ただ、美肌の魅力は失われていない。
大型血統は存在している。
正直なところワイルドから今の久留米のような血統を作るのは、久留米で90mmを出すのより難しいかもしれません。サイズだけが魅力ではないのは十分に分かっていますがね。採るのさえ困難なオオクワですから、事が思うとおりにならないのは目に見えています。 オオクワ採集とブリード両方を本格的にやっている人は少ないと思いますが、両方やってこそ分かることも多いのは確かです。 短時間で結果を出そうとすると大変なわけであり、長くやっていけば、いずれ方向性が見えてくるでしょうね。産地物に力を入れるとなると大型血統は減らさなければなりません。そうしなければ、管理がおろそかになります。 この部分をどうしていこうか、今一番の悩みです。
さて、山梨の羽化個体でいいのがでてきました。2年前に材割成虫で得られたペアからの子供で、サイズは70mm程度ですが、アゴの湾曲が丸みを帯びています。ボディーも綺麗です。このバランスで80mmぐらいにならないかなあ。
さてさて、そろそろ掘り出しも進めないといけませんな。 82mmぐらいはポコポコでてきました。それ以上は……、追って紹介していきたいと思います(^^)
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