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2009/09/30(水)
1本目で30gアップの食痕は?
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プレゼント用の山形のWF1幼虫の応募は締め切らせてもらいました。 近日中に長女にあみだくじやってもらいますね。
ビン交換を開始しましたが、出だしはボチボチですね。3ヶ月前後の交換で21gから30gぐらいの範囲です。 同じ体重でも、産地物の幼虫と比べると久留米の幼虫は明らかに、その後伸びる要素が詰まっています。 とりあえず2頭30gアップがでましたので、菌糸ビンの食痕状態の写真を撮りました。1本目で30gアップになるパターンでも食痕の出方がある程度決まっていますが、今回の2頭は同じような感じで外からはわりと暴れているようにみえますが、中身は菌糸ビン全体を使って、居食い部屋のようにしてあります。 この2本はオアシスのPP850ですが、経験不足なときはこのようなビンの状態をみると完全に暴れて失敗したと思っていたものです(笑) ただ、このような状態であっても食痕の荒さによっては暴れている状態の時もあります。それにプラスして血統も関係してきます。大型血統の幼虫は居食いしやすいのですが、栄養を取り入れる能力が違うんでしょうね。だいたい産地物でこんな食痕だと暴れています(汗)
30.8gは久留米13番血統で種親は♂82.5mm ♀53.7mmです。 30.0gは久留米12番血統で種親は♂83.8mm ♀54.0mmです。
このぐらいの種親になると1本目30gは温度管理と餌を間違えなければ、少ないですがでてきます。久留米ですと1本目30gあれば80mmアップはかなりの確立で超えてきます。最大で83.8mmだったかな?ただ、1本目3ヶ月で20gぐらいしかなかったものが83.5mmになった事もあり、羽化するまではサイズはわからないものです。 ただ、後者のような大器晩成型はその後の成長がどのぐらいまで伸びるか予想が難しいのは確かです。1本目で3ヶ月交換ですと25g前後が一番多いのですがこのぐらいだと、ボディーの長さや、太さ、形それに頭幅なんかを総合して、その後の伸びがあるか否かはある程度予想できますが、20gぐらいだとそれが難しいですね。 2本目の菌糸ビンに入れるにしても、その後の期待度で入れる菌糸ビンも変えるわけですから、この見極めができるかでその後の成長にも影響が出ると思います。 大器晩成型の幼虫を小さな容器の菌糸ビンに入れてしまうと、大きくなるにはなりますが、成長する分餌の食いが早くなりますので菌糸ビンの状態変化が大きくなり、早期交換が必要になる場合があります。 このようなときは、菌糸ビンが用意できていなかったりしますし、ビン交換の回数が増えます。当然ながら最後の一伸びに影響がでますね。 こうやって考えていくと、管理できる数をきっちり飼育するのって重要ですな。
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