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2009/09/06(日)
東北大遠征4日目
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久しぶりにロードバイクでポタリングに行ってきました。アップダウンの多いところを中心に40kmほど……。途中トレーニング効果を狙って心拍数170台で坂を登っていると、ロードバイクに抜かれました。悔しいので、心拍数180まで上げてなんとかついていけるレベルなんですが、この状態だと私はウルトラマンになっていまうんだな。 そう、3分ぐらいがこのペースは限界。いや〜、1ヶ月でだいぶ体がなまってますね。
リンクにおおくわ80さんのホームページを追加しました。数年前から知り合いだったのですがね。 ご存知かと思いますが、黒いダイヤ80mmで新聞に1000万で記載された、あの方です。プレ企画は本当毎回大盛況ですね。
http://www1.fctv.ne.jp/~ookuwa80/
さて、東北大遠征4日目です。 各地の天気予報をみて、気温、風など気象条件を調べてみる。 今回は私が青森で採りたいと言っていたので、Y氏と一緒に秋田から青森へと戻ることにした。 天気予報では本当久しぶりに晴れるが、気温が21時で16℃と少し低い感じ。ただ、青森の虫はこのぐらいの温度は全然問題ないらしい。これはY氏や地元の採集者も言っており、やはり現地での経験が何事にも勝る。あれこれ考えても私の経験不足の頭では机上の空論でしかない。
これだからオオクワ採集はやめられない。
昼間から足湯に行き、木陰ですずみながら、まったり時間を過ごす。この遠征の成果の話や、それ以前の話、それに樹液や材割など採集談もかなり楽しい。午後になりY氏が突然野望を思い立ち、秋田へと旅立ってしまった。野望とは秋田でオスが採れていないので、どうしても採りたいようだ。灯火で飛んでくるのは大半がメス。こればっかりは運の要素が強いですがね……。 夕方からぽつんと一人、自然いっぱいの中過ごす。日が暮れ急に気温が下がってきたところで、点灯した。 気温はすぐに20℃を下回り、本当に大丈夫なのか不安になる。福島などでは採集が難しくなるパターンだが、青森は違った! ミヤマ、アカアシ、カブト、それに時折コクワと普通種が次々と飛来。本当不思議だ! 今日のポイントは前回と変え風の影響が出やすいだろうと思われるポイントにしてみたが、幸い風も弱い。ガスもないし。 気温だけが低いが、これはこの地では問題ない……はず。あとは奴がくるだけだ!
普通種の大量飛来が終り、しばらくしたときであった。 オオクワがそろそろ飛んできていないか、地面を照らしていると信じられないような、光景が目に飛び込んできたのであった。
”いつ菌糸ビンから出てきたの?”
これは現実なのか?頭の中で整理ができない。とりあえず一眼レフを持ってきて撮影しようとするが、いつも以上に手が震えて、ぜんぜん
撮影うまくいかない。 いよいよそいつを手に採った時、ここまできて本当に良かったと感じた。 オオクワが採れてここまで感動したのは、何時振りだろう?いつも感動はあるのだが、今回のはとても刺激的だ! そう、念願であった青森でしかも大歯のオスが採れたのだ。しかもでかい75mmはある……と思う(笑) 野外では大きく見えるものでノギスで測定してみると、
68.5mmであった。
いやいや68.5mmもあったのだ!アゴが短くカッコイイ。 すぐにY氏に電話するも、繋がらない。そして何故だか嫁さんに電話。そして、クワ友さんへと大変迷惑な電話をしてみた(^^; これで、満足だと思っていた矢先、スポラートの近くになんだか怪しいシルエットが。
メスだ〜。(♀39.0mm)またも嫁さんに電話してしまった(爆) その後普通種をまばらに拾っているとき、採集者が私のライトトラップを見に来た。地元の方で、今回の成果を見せるとさすがにビビッて
くれた。色々話を聞いていると、70mmというのはたまに採れるらしい。狙い方があるらしいのだが、それはちょっとここでは書けないが、
聞いたところで、それを実現する事はいろんな意味で地元の方ならでは、本当世界は広い。ネットの世界で達人と呼ばれる採集家の方の情
報は調べればいくらでもでてくる。でも、地元の採集者は、そこに特化しただけあって凄いものがありますな。 しばらく話をして、地元の方はどこかへ向かって去っていった。 ふと我に返り、話し込んでいた間に来た普通種を拾う。気持ちに余裕ができ、追加が無いかと待つ。気温はみるみる下がり、23時で14℃台
、この気温でもまだ普通種が飛来する。 その状況を体験しているだけで、いつもとは違う感じに、やる気だけは満々。 そのときであった、さすがに虫の飛来が少なくなってきたので、いつも以上に入念に、オオクワを探すと……
いたぞ〜、もう動かないし、少し前に飛来したかもしれないオオクワがいた。 今度は先ほどより少し小さいが立派な中歯だ!(♂55.5mmゾロ目) その後、日が変わり2時まで粘るが、カブチンの飛来が増えたぐらいで、オオクワの追加はなかった。 帰ろうかなと思っていると、また採集者が寄ってくれた。
”こんばんは〜、○○さんですか?”
”こんばんは〜、はいそうです。”
まさかこの地で名前を呼ばれるとは思わなかった。しばらく雑談をしていると、かなりの数を遠征しているようで驚いた。久留米血統を通して、私の事を知ってくれたらしい。改めてネットの世界は広いと思ったな。
その後、外灯を回り、空が明るくなり始めた! 時刻は4時を過ぎている、どおりで眠いわけだ。
続く
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