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2010/11/16(火)
福島冬季採集1日目
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昨日は寝不足に疲労が重なって、テレビ見てたらまぶたが重くなって……。 筋肉痛はそれほど酷くなかったですな。普段からロードバイクで走っていますが、使っていない膝周りだけ軽い筋肉痛になりました。やっぱり現場に行ってなんぼでしょう。
さて、福島遠征の採集記です。 今シーズン1発目はマスコさんに我が家まで来てもらいまして金曜の晩23時に出発となりました。 マスコさんは昨年の冬季採集から一緒に行くようになりまして、まだ経験は1年です。2シーズン目ですが、経験的には結構いいものを見ていると思います。 私は初めてオオクワを狙いで採集に行ったのが、嫁さんが長女を生む前の臨月に入る頃なので、7年ちょっと前かな。そんな状態の嫁さんと一緒にスポーツカーに乗って振動ドンドンさせながら、山梨へ樹液採集へと行きました。本当は日帰りだったのが、そのまま夜中になって車中泊になってしまいました。それから、天然のオオクワを見るまでは2年半ほどの月日がかかりましたな。 ブナ帯へと材割り採集に行くのは私は2回目、マスコさんは初です。私がはじめて行ったときは、まだオオクワを採った事がなく、右も左も分からず、ただ連れてってもらっただけです。2日間歩いてもちろん坊主でしたがいい経験はできました。そんなブナ帯に行きたくなったのはとある電話で採集結果を聞いてから。 あの頃より少しは成長しているのか!から始まり、灯火採集で通いつづけたブナ帯のでオオクワの生態と採集ポイントの実際が知りたくなったのでした。
話がそれましたが、交代で運転しながら早朝7時に現地到着!雲に覆われてはいたが、夏場の景色とは全く違う景色にただただ感動しながら、写真を撮っていた。 ある程度ポイントは調べてきたのだが、1つ目のポイントを歩いていくとどうも目ぼしい木がない。やはり、オオクワ採集の基本は歩いて稼ぐしかない。机上では分からないのだ!
次のポイントへと車で移動していると、ブナの立ち枯れと倒木が!すぐそこにあるんだが、斜面は絶壁!70度ぐらいはあるだろうか。チェックしたいのは立ち枯れの上の方。脚立は担いで斜面を登れないので、脚立無しで両手両足を使って私が少し登る、下からマスコさんに脚立を上げてもらい、また私が少し登る。この繰り返しである。東北の山は本当キツイ! ようやくお目当ての木をチェックするも出てきたのはコクワ1頭のみであった(T_T)
次のポイントは灯火採集で実績のあるポイントの奥へと行ってみた。北斜面にはブナ、南斜面はミズナラとはっきり分かれている。しばらく歩いていくが、大木はあるが朽木が無い。散々歩いたが、一向に状況は変わらないので、尾根まで登ってみると……。
ゲゲッ、熊の爪あとだ。
ここには少し朽木があったで、ある程度奥まで歩いたが、一向に状況に大きな変化が無いので戻ることにした。こんなに歩いても勝負できそうなターゲット木がないのか。
最後に違うポイントでブナの立ち枯れを見つけたのだが、どうも乾燥気味で出てくるのはカミキリや玉虫ばっかり。ここで辺りが真っ暗になってしまったので、ヘッドライトを点けて車に戻ることにした。
宿に向かう途中、今日の事を振り返ってみると、想像以上にオオクワのポストになりそうな木が無い。灯火採集であれだけ採れる普通種もほぼ見られない。入った場所が悪いかも知れないが意外であった。
その日の宿はいつも灯火で福島に来ると気になっていた宿にしたのだが、女将さんの話が面白く、飯もうまく話しに花が咲いた。 特に10割そばは最高でしたね。 ポイントの絞り方が悪いかもしれないので、色々考えた挙句、土地勘はあるので明日のポイントの周り方を今日とは変えてみようということにして床に入ったら直ぐに爆睡してしまったのでした。そして翌日の事……。
つづく
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