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2011/11/24(木)
大歯をゲット!
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寒くなり鍋がおいしい季節になりました。 昨日鍋にしましたが白菜、ねぎ、ニラ、ミズナは家庭菜園で用意してきましたよ〜。 で、先ほど白菜の漬物に挑戦してみました。
さて、先日行ってきました山梨の採集記です。 前の週は東北地方2日間探索で撃沈を喰らいましたので、気合を入れていつもよりはやく早朝3時半に出発しました。現地でマスコさんと待ち合わせポイントへと出発!やはりこの聖地山梨は何時来ても里山風景が残り、広大な自然の凄さを感じさせます。いいところですね。
マスコさんはオオクワ採集3年目に入りましたが、この2年で様々な産地へと探索に行き経験しましたので今年は更なる飛躍の年になるでしょうか。楽しみです!
ポイントにつき、しばらくして巨大な倒木に手をつけているが本命が現れない。ずいぶん粘ったがいないものはいない。 少し歩いて夏場に樹液採集で確認した産卵痕らしきものの確認をしに行った。昨年はこのパターンで見事本命が出てきたが今年はどうだろう!? 楕円形の大きな痕の周りをこまめに確認していくと、どうも材に水分が含みすぎ手でむしれるぐらいやわらかい。4つほどあったこの痕からはマイマイカブリが越冬している始末。他のからは食痕は出るがその先にいるのは、いつものコクワ。オオクワだとばっかり思っていたのでがっかりではあったが、フィールドには本当様々な要素があり、固定概念は良くないですな。 コクワの食痕が無数にあるところをしばらく掘り進めると、オオクワであれば2令ぐらいの食痕の先に何か動く生物が……。ただ動きが幼虫っぽくない。コツコツ追いかけると、更にその奥へと行き中々主が現れない。ようやく主が現れると、ヤマナメクジであった。 ヤマナメクジは大きくなると10cm以上になる。本当気持ち悪い(T_T) ただ、明らかにおかしい……、追いかけてきたのはクワガタの食痕である。ナメクジはアゴがないのでこんな芸当はできない。 しばらく考えて、食痕の長さから怪しさが増してきた。この食痕の主はナメクジでもコクワでもないはず。地上3mから出た食痕、主は……。おそらく間違いないだろう。 そのまま食痕を追いかけていくのは困難な状況であったため、外側から大きく割ったときであった。ボコッと空いた穴からは間違いようのないオオアゴが!
そこにいたのはオオクワ、しかも大歯だ!
気持ちが一気に高ぶり、マスコさんに状況を見てもらう。採り出してみると、腹部にまだ赤みの残った完品個体であった。(オオクワ オス 62.1mm) オオクワ狙いで採集をはじめ9年目でようやく材割成虫で大歯がでました。この冬季採集は成虫を割り出すのは難しいのだ!これはやっている人はよくわかっている。それが激戦区であればあるほどきついかもしれない。今シーズン1発目のオオクワが大歯とは本当ついている。あまりに嬉しくて、ケースを何回も開け閉めしてしまった。 この材にはこの1頭のオオクワだけであったが、自分としてはもう十分満足できた。
興奮さめやらぬまま、歩いていくとまた気になる材が出てきた。立ち枯れていたこの材は、よく観察すると気になるポイントがあった。少し削ってみるとコクワの初2令がでてきた。 久しぶりの台場クヌギに迷っている!?マスコさんを呼んで、こんなパターンにもオオクワがでることがあるよと話をしながら削っていくと早速食痕が現れた。 いくらいい材であっても相手はオオクワである。ほとんどの場合コクワが出現することが多いのだが、どうも食痕が長いのである。 あれ?これ本当にオオクワかも。少し慎重に削っていくとポコッと空いた空間に幼虫のお尻が見えた。この太さは怪しい。ただ、顔を見るまでは何かは分からない。 食痕の先にいるのは、オオクワの2令 or コクワの3令、このどきどき感がたまらない。いつもは簡単にできる採り出し作業も緊張しちゃって手がうまく動かん(^^; 採り出してみると、オオクワの2令だ!マスコさんと交代しながら2頭目、3頭目、……と続きおなか一杯になってしまった。まだ居た可能性がありますが、十分な成果となったので、このポイントを後にしました。
遅めの昼食に行こうとすると、なんと大歯の採れたことを聞いたY氏がこちらに向かっていると!もう少しで到着するということで、昼食を済ませ、午後から3人での採集となった。
午後は気になる材を1本チェックしたあと、広めの台場クヌキ帯に行ってみた。いい材はポツポツあるのだが、コクワばっかりで本命がでない。ここで暗くなり本日終了。
Y氏は私の報告で振り回してしまったようで申し訳なかったな。 結果としては今シーズン初オオクワが採れましたので、満足できる採集となりました。 マスコさん、Y氏今回もありがとうございました。
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