メルリンカートの気まぐれ日記
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2011/05/01(日) ワイルドから超大型へ
金曜からGWに入りましたが、初日は幼稚園の遠足で二川動物園に!アフリカゾウのアーシャーというのいるんですが妊娠中でした。国内で7例しかない象の妊娠。そのうち生まれたのは3頭。妊娠期間は約22ヶ月で8から10月に生まれるそうです。そう言えば象の子供って見たこと無いですね。この話をじっくり聞いてたんですが、終わった後に被災した動物園への義援金を募っていました。うまくできてるなあ(笑)象の貯金箱の鼻からチャリーンとしてきました。

暦通りにしか休みがないので土日で実家へ帰省してきましたが、大型のショッピングモール、ベイドリームってのができていました。清水も少しは活気がついたかな。凄い混んでましたよ。

さて、帰宅してみると熊本のワイルドメスが無事に羽化していました。菌糸ビンがあまりにも状態悪かったので、既製品の♂用人口蛹室にキッチンペーパーで横幅調整しました。蛹室は縦の長さは広い分には問題はほとんどありませんが横幅が肝です。久しぶりに羽化したばかりのメスのケツ振りダンスをみました。

さてさて今シーズンの種親の中で期待しているのが画像のオスです。このオスは昆虫フィールドでも紹介してもらいましたが、香川県で自己採集したオオクワから累代したF1個体です。F1で80mmを出すのは久留米で85mm出すのよりも大変かもしれませんね。だいたいオオクワ自体が採るのが困難です。軽く3桁はワイルドを採る必要はあります。ブリード自体は大型血統と変わらないで飼育方法でいいのですが、個体差が大きいしほとんどが大きくはなりません。60mm後半から大きくなっても77mm止まりがおおいです。79mmを超えてきたのは過去3回あります。
1つはF1で福島産79.5mm、30mm台のワイルドメスからでもこのサイズが出てきたのにはビックリしましたね。2つ目は画像の個体。
そしてあとひとつはワイルドなんです。これは本当に凄くて、初令で採った幼虫は2年1化となり最大体重は37gを超えてきました。さすがに重くなりすぎてしまい羽化までこぎつけたのですが、羽に大きなシワがよりました。羽自体は閉じたんですが無理が祟ったのでしょう。シワのせいで上羽後端がボディーに食い込み、これが基点に羽化したばかりのボディーは裂け体液が漏れ出し3日後に☆となりました。

気になるサイズは生息時で82.7mm!!これはワイルドギネス記録ではないでしょうか(笑)

間節を少し伸ばして間延びさせれば83mmを軽く超えていました。現在は標本になっていますが、少し縮んだ状態となっても82mmは超えています。この一件はワイルドにも超大型になる素質を持った個体が存在していることを示唆しています。ただ、野外ではここまで餌の条件がよくないので、ここまで大型にはなる事はありません。
この個体は画像の80.1mmの種親オスがおそらく兄弟です。ワイルドなんで確証は取れませんが同木で2令幼虫として採取しています。
種親メスも翌年同ポイントの数十m離れた地点で採れており、このサラブレッドの親戚かもしれません。


大型血統を見つけ出すのが困難でありましたが、ここから先も同じくらい大変なのは久留米血統で十分に感じています。なので、この80.1mmを中心に今シーズンは4メスを用意しました。飼育スペースの都合もあるので、それほど多くは飼育できませんが、個体差がまだ多いので全部の幼虫の経過は見る必要があります。その点は採集仲間が協力してくれますので頼もしいものです。いつの日か超大型香川血統を作ってみたいものだ!


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