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2011/08/07(日)
灯火採集4回目・2日目
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先日のオオコクワかも個体を掘り出したところ、見事な♂のオオコクワでした。サイズは58.7mmオオコクワはオオクワより採るの難しいですからね。でも嬉しいんだか、残念なのか良く分かりません。 見た目は違う2つの種がどうして子供を残すことが可能なのか不思議です。DNAに関しては以前勉強をしたことがありますが、これだけでははっきり言ってこの件については何もわかりません。これは素人がちょっとした知識を得ただけです。 とある方から聞いたお話ですと、どうやらクワガタの遺伝子は種間でほとんど違いがないそうです。オオクワと全然違うアゴをしている種類のクワガタでもアゴの遺伝子はほとんど同じなんだそうです。ミトコンドリアの解読で種として分かれた時代がある程度特定はできるそうですが、種の違いを明確にするには、時間とコストと確実なサンプルが多く必要なようで、要は世の中の役に立たないので調査は現在の技術では難しいとか。技術の進歩は目覚しいので、直ぐに種の解読ができる日がくるかもしれませんがね。
さて、ここ最近様々な産地のワイルドもしくはWF1個体が羽化してきたのですが、地域によるものなのか個体差なのか、決定することはできないが様々なオオクワを見ることができた。 オオクワの趣味も楽しみ方は様々だが、一番力を入れてきた大型個体は飼育方法の模索から始まり、血統の追求をしていく中で、まだまだ先はあるのは十分分かっているのだが、品種改良をしているのに近いのかもしれません。犬猫に比べ歴史が浅いクワガタはまだ発展途中です。チワワがセントバーナードのように大きくならないように、ワイルドオオクワは久留米には長さでは、間違いなく勝てません。 ただ、採集の知識や個体変異、適正温度帯の違いなど、大型だけで得られる知識より遥かに多い経験が得られますな。 極太ブームが出現確立が高くなり落ち着いたように、大型血統は長さの部分ではワイルドとの差が非常に大きくなってきて血統重視色がが強くなっている昨今、結果を出すことが全てになり似たようなものが増え大型も同じ道になるのかなと。
さてさて採集記2日目です。 いつもの休憩所にY氏夫婦も加わりケニーチさんと私の4人で賑やかになった。 Y氏に状況を聞いてみると4日間連続で岩手、青森、秋田と回ってきたようだが、低温など条件があまりよくなくオオクワには出会えていないようだ。 Y氏:今日はどうしようか?確立高いところ行く? 自分:スリリングなところ行きたいねえ。 こちらは1頭とは言え採れているので気分が楽なのだが、Y氏はそろそろオオクワに出会いたいだろう。返ってきた答えは Y氏:あそこ行ったことある。 おっこの話乗ってきたぞ(笑)坊主が続くと普通は採れる所へ行きたくなるはずだが、さすがである。 自分:知り合いが行ったことあるって聞いたことあるけど。 Y氏:友人の情報だけど釣りの人がオオクワ見たことあるみたいよ。 こんな話はいくらでもあるんだが、信憑性に欠ける。じゃあ行こう。
新潟県某所へ長い長い林道をかけぬけ、車3台で向かう。ようやく抜けた先で灯火ができそうなところは1箇所。時間的に戻れないので、覚悟を決めた。 山を良く見るとブナの立ち枯れがある。長袖長ズボンに着替えて道具を持ってブナのところへ行く。折れた上部を叩いてみるも水分が多く、コクワが数頭出ただけだった。しかし真夏の材割は汗はポタポタ、アブが飛び交い、間違いなく灯火で採ったほうが楽だ!
19時15分点灯。気温21℃湿度80%台、風は時折吹くがそれほどでもない。期待できるか! わりと広めの場所だったので、700Wを持っているY氏夫婦が遠くを照らせる方向、私とケニーチさんは今晩も仲良く同じ方向へ。 20時前コクワが飛来。今日はこいつからだ!ノコ、ミヤマと飛来するが飛びはイマイチ。すると大きな甲虫が……、カブトであった。こんな早い時間にカブトムシとは前日の豪雨の影響かこの地がこうなのか分からないが変わっているなあ。
そんなときY氏奥さんがスポラート下で何かを手にしてこちらに来た。オオクワ採れたよ。へっ!!全員テンションアップ!!!興奮して写真撮るの忘れちゃいました。(オオクワ♀37.7mm) 誰が先に採るか、そんなことは今回のような採集は関係ない。皆で仲良くやっているので先に見つけるのは運だ。この場所にオオクワの存在が確認できたことが大きい。 早い時間なので期待をするも、普通種がポツポツ、カブトもポツポツ、灯火採集ではミヤマと同じぐらい大量に採れるアカアシはまだ確認できていない。 21時を過ぎ気温も20℃湿度も急激に下がってきて寒くなってきた。
そんな状況であったがケニーチさんが”来たっ” やりました、本日2頭目のオオクワです。(オオクワ♀37.4mm 21時36分) この後追加はなかったが探索で来たこの地でオオクワ2頭出会えたので、状況から考えると十分満足であったのですが、2晩ともアカアシが採れていないのが不思議であった。
今回は新産地でいきなりゲットできましたが、本来は中々出会えませんので、誰かが強運の持ち主でしょう。 みなさん、いつもながらどうもありがとうございました。
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