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2012/12/29(土)
数年後の自分のために
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今日から冬休みという方が多いでしょうかね。私も今日から冬休みです。 初日は大掃除をやっていましたが、ぜんぜん終わりません。明日も掃除かな。やりだすと中途半端にできないです。でもやりたくない事は、何もやりませんけど。 今年は先日の笹子トンネルの天井板崩落事故で中央道が一部通行止めですから、凄い渋滞になるでしょうね。事故に巻き込まれた方は本当お気の毒です。 私は明後日より帰省予定です。夏休みは東北採集三昧にしてしまいましたから、冬休みは実家に帰らないとね。
さて、3本目へのビン交換は来年からです。 今年は表と裏年の種親を掛け合わせているのが半分ぐらいいます。表年の種親オスは2009の10番86.1mmと同2番84.3mmと84.1mmです。裏年は頭幅が29.4mmもある84.6mmの2010年8番や、同5番84.5mmや同7番84.5mmです。メスはすべて裏年の2010年個体をもってきています。詳細はまだ伏せておきます。 久留米で85mmの壁を越えるのには特定の血統が結果を残しています。これは表年の羽化状況をじっくり見ていただければ分かります。ただ、今春羽化の2番血統のように血統の裏づけだけが結果を残すわけではないです。 結果はだれにもわからないから面白いわけなんですが、誰だってより確立の高い種親を用意したのは当たり前です。だからこそ血統背景をじっくり考察いただいて質問をいただきます。ただ、正直私も答えは出せません。この久留米血統は種親をいい血統背景のものを用意しただけでは超大型はなかなか複数出てきません。 それは何故か?答えは……単純ではないんですが簡単に言えば飼育でしょう。一発は運よく出ることはあっても狙って複数の超大型個体はなかなかでません。現在85mmオーバーの久留米は全国でも数えるほどしか羽化していません。でも、飼育数はどのぐらいなんでしょう?軽く数万頭はいっているでしょう。1万頭の1%は100頭です。こう考えると85mmは羽化する確立は相当低いです。 ただ、累代が進むと確立はあがってきますが、そのときは86mmが同じ状況になっているかもしれません。 ちょっと自慢みたいな書き方になってしまいますが、我が家は表年のほうが久留米の飼育数を増やしています。それでも飼育数は200頭台です。この飼育数の中で2009年は86mmが1頭、85mmが2頭、羽パカでしたが85mmがもう1頭います。そしてその累代個体の2011年は86mmが1頭、85mmが2頭、羽パカで87mmが1頭、お尻が出ている86mmが1頭です。この成果は自分の中では積み重ねてきた経験による飼育方法が活きていると思っています。 これは情報がどれだけ出ても分からない部分がまだ存在しているんでしょう。他人と飼育方法を完全に比べることは難しいです。それだけに、累代していかないと分からないことはあります。 血統作りは飼育の実験を繰り返しながら工夫して、あとから結果論として出てくることが多いため、血統背景だけでなく飼育途中経過も情報として必要になると思います。こればっかりはブリーダー本人でないと分からないことが多いです。 なので血統背景のいい種親を追加しすぎたり、種付けなど他力の部分ばかり増えてしまうと本当の部分が見えてこないかもしれませんね。
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