メルリンカートの気まぐれ日記
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2012/03/20(火) レア産地のオオクワ
クワ部屋の加温を始めていますが、既に蛹室作成個体がでてきました(^^)
山梨のワイルド幼虫ですが、ワイルドは15℃ぐらいでも蛹室作りますからね。野外は零下数℃、室内は暖房無しでも十分に暖かいんでしょう。

さて、今シーズンの久留米は表年です!数も多いです!!サイズも期待できると思います!!!
まだ、全然蛹化の気配はありませんが、菌糸は食べています。3令になり体重ものったところで3本目へビン交換していますが、ここから温度を下げすぎなければ、まだまだ体重は伸びます。糞を食べるような二度食いがが多く居食い状態となります。
ただ、温度が高いとセミ化します。これで昔大失敗したことがあります(笑)この微妙な加減は実は今もこれという決め撃ちはまだありません。
温度だけならいいのですが、タイミングや期間、時期などの要素も絡んできます。
大型が出たからといって有頂天になってはいけない。そうなった瞬間先は無いでしょう。
今の成果は過去の累積、その先の結果は努力。

さてさて、少し間が空いてしまいましたが、先々週の採集です。
マスコさん、Y氏と私の3人、今回も新たな場所へ行こうと北陸方面へと車を走らせました。
到着するなり皆で”う〜ん”あまりにも残雪が多い。今シーズンは積雪量が多いとは言え軽く膝まではうまりそうだ。
このポイントにはクヌギが多くあり、非常に雰囲気はある。でも雪で中々進めない。これはと思う切り株にはカブトとコクワのいつも組み合わせ。
さらに雪の上にころがっているのは……カモシカ。胸はえぐられ、目はくりぬかれている。それが割りと近い場所で2頭も……。熊じゃあないよね、皆で確認したのは恐かったんだろう(汗)
その後場所を移ると杉だらけになってしまった。相変わらず雪の量は変わらない。
さらに大きく場所を移動して、ようやく雪が少なくなってきた。またもやクヌギを主体としたいい林があり、ひたすら歩く。
多産地ではない場所の採集は雰囲気のいい場所が少ない。全部がそうというわけではないが、とにかくこのような場所でオオクワを探すのは相当困難である。きつい採集に感じることも多いが、何故か分からないがこれがいい、これが一番ワクワクするんだな。
次に到着したこの場所は、クヌギの大木が数本、倒木も数本転がっており風通し、ひらけ具合はバッチリ。1本だけエノキの倒木があり、オオクワがいればここに産んでくれるだろう。そう期待して、確認を始めると、水分が多いようだ。この水分量でエノキのカワラ材となれば、そうコクワの餌食。次々にコクワがでてくる。さらに腐朽した部分からはカブト、しかも40gクラスか!久しぶりに相当でかい!!
そんなとき急に声をかけられたのでビックリしたが、見たら地主の方だった。昔は同様に採集をしていたようで話がはずんだ!オオクワの名前は出なかったが、昔からこの辺はクワガタは多かったそうだ。
話が終わって続きを進めた、太さ60cm、長さ2.5mこのクラスになると確認に時間がかかる。
無数に食痕が走っており、こまめにチェックしコクワにうんざりする頃であった。ぽろっと出てきた1頭の幼虫、ひと目で頭部の色の違いに違和感が、全体の大きさボディーの雰囲気、これは怪しいぞ〜。
慎重に採り出すと、雰囲気はオオクワでも頭部の頂点が軽くだが凹んでいて、へんな感じ。
頭幅を計測してみると5.5mm、チンチン線もあり、おそらく間違いないだろう。野外では様々な例外がある。
その後マスコさんとY氏に見てもらい続きを確認してもらったが、追加はなし。これがオオクワだろう。この大きな材の容量で1頭。このようなパターンは何度も経験がある。でも種親がいるということは、ばらまき産卵をしているんだろう。
灯火採集で得られたワイルドも、1頭もしくは3頭程度しか産まない事はある。これもオオクワの生態のひとつかもしれない。

初日は1頭採れたが、ちょっと物足りない。
2日目は採れたポイントを中心に辺りを探索する。クヌギが多く期待できそうなのだが、オオクワだけは出会えない。午前中で見切りをつけ、場所を大きく移動し探索を続けるも追加は無かった。

今回は初日の雪で、久しぶりに太ももが悲鳴をあげ2日目の午後はペースが落ちた。
それでも何とか1頭採れたことは、成果としては大きい。採れる数は運の要素もあるが、1本の材を見つけるのは相当大変だ。
マスコさん、Y氏今回もありがとうございました。今シーズンもあと少し、また皆で楽しめるかな。


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