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2012/06/04(月)
十年前
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季節はもう初夏、6月になりましたね。 ここのところ天気が不安定でしたが、想定外の事態が起きましてサーバが設置してあるデータセンターに落雷があったので大変なことになってしまい、先週から缶詰状態になりました。 なんで天気の変化が大きい山間部にデータセンター作るかね〜。と文句を言いつつ、土曜早朝家を出発したときなんですが、10年ほど前に採集していたクヌギを思い出して目的地に行く前に少しだけ山に入ってしまいました(笑) まだ樹液があまり出ていませんでしたがコクワのオスとメスを発見!オオクワは……この地域は聞いたことがありませんが、ヒラタはたまに採れます。 写真のコクワのアゴ分かりますかね。
さて、2011シーズンの久留米は羽化しましたでしょうか。まだ報告はあまり頂いていませんが、85mmは久留米で出ているようですね。皆が結果が出ると、その先を見たくなりモチベーションが上がる、そしてクワ業界が盛り上がる!いいですね〜この流れ。 十年一昔と言いますが、10年前の勢いのまま飼育されている方はほとんどいなくなってしまいました。9割以上はやめてしまっていますね。同じ趣味を同じモチベーションで10年継続するのは大変ですから、当然と言えば当然ですが3年ぐらいで終わってしまうのが一番もったいない。これから作る楽しみが出てきますから。継続していると意外なところから、意外な個体が羽化することがあります。 10年前というと80mmオーバーを羽化させたくて、知らないことが多いだけに一番情熱があったかもしれません。次年度82mmが羽化してから9年で4mmサイズアップ。90mmはあと10年ぐらいかかるんでしょうか。
さてさて、クワ部屋では新たなシーズンの産卵セットをしていますが、出だしはボチボチ、かかっていなかったり、空砲が若干出るのは想定内(笑)です。 今年は裏年シーズンになりますので、自己採集個体群を多めにブリードしています。正直久留米に比べると大きさは全く適いませんが、思い入れのある個体が多いですからね。 期待しているのがまず熊本、福岡久留米から近いこともあり九州の個体は大きくなる傾向が強いため、ダイヤの原石になる個体を期待しています。この産地は友人がすでに82mmをF1で羽化させていますので、そこまではならなくとも、80mm近くを期待しましょう。 他には滋賀、種親が77.7mmとワイルドとしては大型でゾロ目ってのがいいです。この兄弟は初2令で採集して、マスコさんと分けたんですが彼の家では79mmジャストが羽化しています。 他には香川ですね。これは既にF1で80mmが羽化していますが、この種親を使用して今年も自己採集血統からの大型血統の確立です。 前シーズンの経過を考慮すると、簡単には大型血統にはならないようです。
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