メルリンカートの気まぐれ日記
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2013/03/27(水) ノートをめくると
久しぶりに古いノートを取り出して中をペラペラしていたら、自分で言うのもなんですが、いやあ本当一生懸命だなあと、過去の自分がやってきた事を思い出していました。
9年ほど前からの事が書いてあるノートだったんですが、当時やっていたことが書いてあって中々面白い。
飼育データや途中経過なんかはパソコンで管理するほうが、あとから編集できるしソートも出来る、比較もしやすいです。それ以外の事も検索できる分パソコンがいいのは仕事柄十分分かっている。でも、ブリードしていて何か思い立つと私はほとんどをノートに手書きしている。
字は汚いし、編集もしていないので読みづらいのだが、でもこれの凄いところは今でも読み返すと記憶に残っていることが多い。短い文章でも、実験結果を出すまでは相当考えて結果に至っていることもあって、記憶からは消えていないようだ。

今回の写真の内容ははずかしいのでボカシましたが、自作菌糸ビンについて書かれています。7年ぐらい前にやっていたことですが、まだ結構覚えています。この当時は確かキノコの生態を調べに図書館に何度か行きました。本も何冊か購入して浅い知恵を手に入れて、松野さんにも、菌糸ビンを作り始めた当時の話を何回か聞きに行っています。それから業務用の圧力鍋など道具を集めて、添加剤や種菌、培地について調べました。

特に種菌はキノコの本を読んだ後だったので、どのような菌なのか知りたくてキノコを製造している業者に電話をしました。1回目は門前払い。2回目も嫌そうな感じで事務のお姉さんに断られたのを良く覚えています。そして、しつこく3回目ようやく種菌を開発している担当者に変わってもらいました。そこからは話が弾んで、種菌の特性などを聞いた覚えがあります。で、箱単位で販売の種菌を1本で購入しました。なんて迷惑な客だったんでしょうね(笑)しかも対象がクワガタって説明したんでなおさら???だったでしょうな。
そんなことではじめた自作菌糸ビンの実験結果がこのノートには書かれているんですが、まあ無駄ばっかりです。時間もコストも相当かけてしまいましたからね。それでも、当時オアシスで83mmぐらまでだった世代で82mmまで羽化させることができました。
あまりにも時間と手間がかかるので今はやっていませんが、菌糸ブロックを詰め替えるような2次発菌とは違うことが一次発菌でゼロから作ると、良く分かります。
趣味じゃないと出来ないことですね。

2013/03/26(火) 蛹化第一号!
もう少しで年度末も終わり。この時期は仕事が目いっぱいになりますが、毎年の事です。
オオクワブリードは楽なときなのでいいんですがね。
午前様の仕事もありましたが、帰ったら期待の幼虫が暴れてた!!なんてなったら、ビン交換……ゾッとしますね。


さて、温度を上げ始めて、第一号の蛹化個体が出てきました。
例年通りやはり、こいつは早いです。こいつで気がついた方はするどいです。
こいつはワイルドの幼虫です。昨年11月に3令で採集して、体重は13.5g、頭幅が11.3mmと70mmオーバーが期待できる個体でした。
その後は菌糸ビンの中で体重を載せてますので、70mmいくかもしれません。ただワイルドは大きくなると頭幅がなく、あまりカッコよくない場合があります。
このポイントのオスは頭幅出る個体が多いんですが、頭部にディンプルがでやすいです。大型血統の久留米でもサイズこそ10mm以上違いますが、横幅がでるとディンプルは出やすくなります。
ワイルド個体は美肌も重要だと思うのですが、頭幅はある方がカッコいい。両方兼ね備えた個体はあまり羽化しませんね。68mmぐらいだと、うっとりするような個体が何頭か羽化したことがあるのですが、70mm超えると中々満足いく個体が羽化しません。

2013/03/22(金) 継続は難しいなり
先週の日曜日に次女と公開されたばかりの映画プリキュアを観てきました。
歴代のプリキュア32人が登場するんですが、2/3以上は名前が分かった(^o^)
長女のときから映画に行ってますので、一生懸命覚えましたよ。オオクワの同定より難しいかもしれません(笑)

ここ最近は頼まれたクワ仕事がひとつ大詰めでした。
これをやっていると、初心に帰ることがどれだけ大切か、本当実感します。
正直ブリードと採集をずっと続けていくことは、モチベーションを持ち続けることが一番難しいです。
大型血統のブリードは成果が出ればいいのですが、これが出ないと継続が難しくなってきます。幸い結果は少しずつですが上へと向かっていますのでいいのですが、どこかで止まるときもあるでしょう。そのとき、どうなるか分かりませんね。
今シーズンはいろいろ実験したから、成果でなくてもしょうがない……が毎年だと継続は難しいですね。
このブリードの行き詰まり感の中の行く採集は気晴らしにはなるんですが、こちらも成果を出すのは本当大変です。レア産地なんて、まず結果はすぐに出ません。それでも、楽しいのですがあまりに出会えないのも、気分が滅入ります。
この2つを一生懸命やりすぎてしまうと、仕事以外の時間をほとんどオオクワに取られてしまいます。
家族には申し訳ないが、そんな感じでずっと続けてはきましたが、あまりにもオオクワばっかりだと……と考えさせられました。
マイペースと言いながらやりすぎてしまうので、これからの事を考えてペースは少し落とそうかな。
でも、結果は出したい、う〜ん。

さて、今晩ちょっとした事故があって、飼い犬がシュシュを誤飲。まだ9ヶ月なんで、何するか本当分からない。病院で吐かせてもらいました(^^;そう言えば、先日たまたまウインクの写真が撮れました。中々珍しいでしょ。

2013/03/10(日) キノコ発生比較実験
花粉が猛威を奮っていますね。昨日は外に居る時間が長かったので酷かった。
この時期の採集はきついです。昨春のことですがあまりにも酷くて、薬をもってくるの忘れたので途中で下山して薬屋に行きました(笑)その後は採集どころじゃなくなり坊主……いいわけです。

さて、写真は現在の菌糸ビンの状態です。全てオアシスのLビンですが、冬の管理を終えてこれから終盤戦へと向かいます。
今シーズンの実験で4つの管理方法を試しました。この管理方法ですが、交換時期、温度等……これ以外にも様々な要素がありますね。様々な要素、この要素ごとに変化をつければ結果が変わるわけですから、管理方法の組み合わせは膨大になります。
どんな管理方法をしたかと言うと……すいません、ちょっと書けないのですが、実験の途中経過ですが菌糸の状態を左右するキノコの状態のみを公開します。
写真の上側が菌糸ビン全体。下側が菌糸ビンのキノコが生えた部分アップです。

A……側面に少しですがキノコが見えます。でも、もう成長は止まっています。
B……Aの管理方法にプラスアルファでもう一工夫してみました。側面にはほとんどキノコは発生せず、上部にキノコが発生。
C……Aの管理方法と同じような管理をしましたが、より厳密な管理をしました。しかし側面のキノコの発生具合はAとあまり変わらず。
D……キノコは一切発生せず。だが、この管理は難しい。一工夫しないと、全てをこの状態を持っていくのは困難。
※この写真の結果は菌糸も生き物である以上バラつきがあります。見た目で平均的なものを結果として比較しました。

どうでしょう。この結果をみるとDがいいですね。でも、この管理は今はまだ難しいんです。AとCの結果にあまり差が見れなかったので、Aの方が管理に幅があり失敗の可能性が低いです。
BはAにプラスアルファしてありますが、これが結果的に管理もそれほどシビアでなくキノコの発生がAやCより抑えられました。

じゃあ来シーズンはBで……とはならないんですね。この結果はあくまでもキノコは発生にしか焦点を合わせていません。結果として欲しいのはオオクワガタのサイズです。まだ途中経過ですので、結果は出ません。しかも1シーズンで答えがでるほど甘くはありません。
キノコに苦労されている方は多いと思います。でも、私がこのような状態に持っていけたのは、過去の度重なる失敗の経験です。
こんなことしなくたって、現在は血統の力がありますから結果はでます。そう一発はね。ただ、その先には中々行けないのです。継続して結果を出していく、それは大変です。なので私の場合は飼育が安定する方法を常に探しています。
そうすると兄弟の傾向が見えてくることもあります。羽化不全や途中に☆になったりする個体が多い場合、なにせ組み合わせや血統やらとなりがちですが、ブリーダーによるところもあるかもしれません。
こう考えると、まだまだ飼育には工夫のしようがありますな。

2013/03/06(水) 玉ねぎ!!
約5ヶ月の時間を経てようやく玉ねぎが収穫できたぞ!
そう言えば、先月テレビの”ザ!鉄腕!DASH”で地元の玉ねぎが紹介された。全然来ているの知らなかったのだが、TOKIOが来ていたみたいだ。
白たまねぎと言われる見た目が白い玉ねぎがあるんですが、これが甘い。
きざんで、おかかを降りかけて、だし醤油をかければビールに最高のおつまみです。
毎日のように食べていますが、たまに辛いのがあって、ツンときます。新玉は独特の甘みがあっておいしい。
たまねぎは干せば長期保存も利くし、多くの料理に使えるしで重宝します。
写真の玉ねぎは、普通の黄色玉ねぎです。

さて、クワ部屋ではそろそろ冬の期間も終わって、佳境に向かいますね。今シーズンは様々な実験をしましたので、結果が予想できない部分が多く、例年より楽しみだ!血統も冒険したんだが、飼育方法も冒険をした。大きく変更したシーズンは、失敗が例年より多くなるんだが、必ず何かしら得られる。それでも結果は残したいですけどね。

大型血統、血統と書いているぐらいなので当然だが、代々受け継がれる血が大事だ!そろそろペアリングの準備をされている方が多く、質問も増えてきた。毎年新しい方が始めるので同じような事を書いていますが、大型血統は結果を出すことだけが目的でなくて、血統を作っていくことに本当の楽しみがあると思います。
これだけで、種親がどれだけ大事かわかりますでしょうか。初めは新鮮な情報が次々入ってきますので、色々なところを物色したくなる。この気持ちはわかりますが、初年度から管理できる数なんて知れています。たくさん飼育できる環境があっても、技術が追いつかないでしょう。なので、種親をじっくり選んで、飼育数は欲張らず菌糸や温度管理、ビン交換のタイミングなど経験を積んだほうが、後々活きてきます。
結果の重みは自己満足の世界ですから、その途中経過により変わります。80mmの種親から飼育を始めて、次世代で82mm、その次で83mm……で85mmとして羽化したときは、それはもう感動ものでしょう。
最前線に行く方法だってあります。85mm、86mmの種親をたくさん揃えて、たくさん飼育して86mm。結果は凄いんだが、これは結果として出るでしょう。それに前者の85mmより感動は薄い。でも、ここから87mm……88mmとなれば結果には重みがでますね。ただ、途中の種親の用意の仕方にもよっては、重みがなくなってしまう。
考え方は様々ですが、どうせやる趣味なら、最初に十分に満足できる種親をそろえたならば、その後は血統を作る。サイズを出すより本当難しいです。これには飼育技術が一番重要かもしれませんね。横並びの結果でなくて一歩先の結果をだしたいですな。

2013/03/04(月) 時間をかけて
ひな祭りは前日に済ませて(笑)昨日は採集に行ってきました。
今回も新規探索なんですが、ここのところ全く当たりません。腕もあるんでしょうがね。この新規探索なんですがおおまかに3つに分けると自分の場合はこんな感じです。

A)オオクワを採ったことがある場所の周りを探索

B)採れた実績がある場所や、採れている情報を比較的多く聞く場所。多産地が多いかな。

C)ドライブしたときに雰囲気がいい場所があった。または過去に採れたらしいなど、採集に行こうかときっかけができる程度の場所。

Aでもオオクワ採集はきついです。これは場所にもよります。Aで採るにしたってオオクワ初ゲットまで普通にやってけば数年はかかりますからね。
自分の場合はオオクワ坊主が数年続いて、ようやく初ゲット。そこから少しずつ採れるようになって、ホームにしていた山梨ではある程度場所を覚えてくると採れる確立はグッとあがってきました。ただ人間贅沢なもので、Aだと満足感が最初の頃とは変わってくるんですね。
そこでBに突入して、通えばなんとか採れるようになってきました。でも、これも相当きついです。

で、ここ3年ほどはCをメインで探索しています。オオクワセンサーがあればいいのですが、残念ながら私にはわからない。
過去の採れた経験を活かす絶好の場所になるときも稀にありますが、現実は甘くありません。時間の経過と共に様々なところに行ったこともあり、もう有力な情報はほとんどない。行ってみて歩いてという、なんとも地味な採集が多いです。

前置きがずいぶん長くなりましたが、今回の採集もまだ夜が明けない真っ暗なうちに家を出る。現地でマスコさんと待ち合わせて、いつもの妄想モードに入ります(笑)
まずは車を走らせて、雰囲気がありそうな場所を探し、見つけたら歩いて朽木を探す。当然誰も来ていない。山でも河川敷でもどこでもいきます。今回は運よく、朽木が豊富な林を多く見つけられた。過去に採れたらしいポイントは、残念ながら宅地造成が広い範囲で進んでいて、ところどころに木は残っているのだが、残念ながらオオクワはもう住めないだろう。これが一番がっかりする。でも、これも行ってみないと分からない。これを時間の無駄ととるか、ダメなところをシラミ潰ししたかは感じ方次第だ!
今回一番雰囲気があった林は相当広く、入り口は竹林の中に太いコナラが多くあり、10m以上の大木の立ち枯れが何本もあった。ただ、コナラは朽ち方が良い場合が少ない。茶色いキノコが入っているときは、比較的太い材でも芯まで朽ちるのだが、カワラなどでは芯まで朽ちることは少ない。そのまま進んでいくと、今度は竹林の中にアベマキが点在する。朽木も多くあり、太い。こりゃあ期待できるぞと思っていたのだが、虫っ気がない。少し進むと樹液が多く出た跡のあるアベマキがあった。この近くの朽木にはコクワが多数入っており、こういう広い林でも条件があるんだろう。ただ、洞がある木が少なかったのでオオクワはどうかな。
当てのない探索は夕暮れまで続き、成果はないまま終わった。
ただでさえ採るのが難しいオオクワですから、このCの探索で当たるのは、私の場合はほとんどない。採れない日が続くと心が折れそうになる。こんな趣味はやめてしまいたい。これが普通だろう。でも、継続すると何か見えてくるんではないかと思っているんだが、私にはまだまだ、そんなレベルではないようだ。次はAの探索でいいかな(笑)

しかし、このCで見つけたポイントは分かってしまえば、次からは採れる確立はぐっと上がるが、一発目はね。何年もかかるわなあ。

写真は今回の見つけた珍しいクヌギです。なにが珍しいって、河川敷にクヌギの大木です。普通こういう場所にはクヌギではなくヤナギだ!不思議な場所だった。


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