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2013/03/04(月)
時間をかけて
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ひな祭りは前日に済ませて(笑)昨日は採集に行ってきました。 今回も新規探索なんですが、ここのところ全く当たりません。腕もあるんでしょうがね。この新規探索なんですがおおまかに3つに分けると自分の場合はこんな感じです。
A)オオクワを採ったことがある場所の周りを探索
B)採れた実績がある場所や、採れている情報を比較的多く聞く場所。多産地が多いかな。
C)ドライブしたときに雰囲気がいい場所があった。または過去に採れたらしいなど、採集に行こうかときっかけができる程度の場所。
Aでもオオクワ採集はきついです。これは場所にもよります。Aで採るにしたってオオクワ初ゲットまで普通にやってけば数年はかかりますからね。 自分の場合はオオクワ坊主が数年続いて、ようやく初ゲット。そこから少しずつ採れるようになって、ホームにしていた山梨ではある程度場所を覚えてくると採れる確立はグッとあがってきました。ただ人間贅沢なもので、Aだと満足感が最初の頃とは変わってくるんですね。 そこでBに突入して、通えばなんとか採れるようになってきました。でも、これも相当きついです。
で、ここ3年ほどはCをメインで探索しています。オオクワセンサーがあればいいのですが、残念ながら私にはわからない。 過去の採れた経験を活かす絶好の場所になるときも稀にありますが、現実は甘くありません。時間の経過と共に様々なところに行ったこともあり、もう有力な情報はほとんどない。行ってみて歩いてという、なんとも地味な採集が多いです。
前置きがずいぶん長くなりましたが、今回の採集もまだ夜が明けない真っ暗なうちに家を出る。現地でマスコさんと待ち合わせて、いつもの妄想モードに入ります(笑) まずは車を走らせて、雰囲気がありそうな場所を探し、見つけたら歩いて朽木を探す。当然誰も来ていない。山でも河川敷でもどこでもいきます。今回は運よく、朽木が豊富な林を多く見つけられた。過去に採れたらしいポイントは、残念ながら宅地造成が広い範囲で進んでいて、ところどころに木は残っているのだが、残念ながらオオクワはもう住めないだろう。これが一番がっかりする。でも、これも行ってみないと分からない。これを時間の無駄ととるか、ダメなところをシラミ潰ししたかは感じ方次第だ! 今回一番雰囲気があった林は相当広く、入り口は竹林の中に太いコナラが多くあり、10m以上の大木の立ち枯れが何本もあった。ただ、コナラは朽ち方が良い場合が少ない。茶色いキノコが入っているときは、比較的太い材でも芯まで朽ちるのだが、カワラなどでは芯まで朽ちることは少ない。そのまま進んでいくと、今度は竹林の中にアベマキが点在する。朽木も多くあり、太い。こりゃあ期待できるぞと思っていたのだが、虫っ気がない。少し進むと樹液が多く出た跡のあるアベマキがあった。この近くの朽木にはコクワが多数入っており、こういう広い林でも条件があるんだろう。ただ、洞がある木が少なかったのでオオクワはどうかな。 当てのない探索は夕暮れまで続き、成果はないまま終わった。 ただでさえ採るのが難しいオオクワですから、このCの探索で当たるのは、私の場合はほとんどない。採れない日が続くと心が折れそうになる。こんな趣味はやめてしまいたい。これが普通だろう。でも、継続すると何か見えてくるんではないかと思っているんだが、私にはまだまだ、そんなレベルではないようだ。次はAの探索でいいかな(笑)
しかし、このCで見つけたポイントは分かってしまえば、次からは採れる確立はぐっと上がるが、一発目はね。何年もかかるわなあ。
写真は今回の見つけた珍しいクヌギです。なにが珍しいって、河川敷にクヌギの大木です。普通こういう場所にはクヌギではなくヤナギだ!不思議な場所だった。
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