メルリンカートの気まぐれ日記
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2013/06/14(金) タブーはやっぱりタブーなのか
昨日のこと日中に嫁さんからメールが入り、ちょうど自分が誕生日だったので何かなあと見てみると…
車ぶつけたと。幸い怪我がなかったので笑い話にはなったが、とんだ誕生日になった。帰宅すると左のリアドア付近があらまあ素敵な姿に。ケーキも用意してあったんでまあいいか。
今自分の車もぶつけられて入院中、夫婦そろって板金。記念に残る誕生日になったな。

さて、割り出しを少しずつやっていますが、87.2mmや86.6mmとかけた♀から初令がコロコロと。この割り出しの時は必ず頭部をじっくり見ます。野外のオオクワに比べると久留米は初令で若干大きく3mmジャストに達することもあります。私が確認した野外の最大サイズは2.8mm。野外で3mmいくとコクワの♀と疑ってしまう。でもこの小さな頭部にも色であったり形であったりとちゃんと特徴があります。
自然界へ行けば同定という作業が必要になってくるので、自宅でも日々勉強である。このオオクワの幼虫、野外では頭部以外にも違いを見つけておかないと同定に迷うことがある。例えば無駄な動きが少なかったり、内部にグレーがかった部分があったりと、言葉で書くのは難しくこれはひたすら見て経験するしかない。でも採集が上手な方というのは、本当わずかな違いをも見つけますからね。

さてさて、羽化シーズン毎年大型個体がでないかと待ち遠しい時期ではありますが、歳を重ねる毎に昔ほどは気にならなくなってきました。羽化してもすぐに掘り出したくならないですからね。
この大型血統の飼育も続けてくると、過去を振り返れば品種改良をやってきたのではないかと感じます。
品種改良について他の業界を調べてみると錦鯉は突然変異から生まれ野鯉とは別種のようです。自然界では交雑が心配されていると。一方植物は種間交雑はよくあるが、属間雑種も作られている。当然ながら野外に植えるので、生態系の危惧を言われたら、繁殖者の仕事がなくなってしまう。
クワガタ業界は小さいし歴史も浅いですからね。自然界を守るように交雑の禁止や放虫の危険を訴えています。人気は国産オオクワが圧倒的で、形はいろいろ出ますが、錦鯉のように色鮮やかでもありませんので、美しさは形で競い系統を楽しむような傾向は過去の話になってしまった。これは太さを目指すことが多く固定化され飽きられてしまった感もあります。長さは数値で分かりますので、比較ができますし、そして何より難しかった。サイズには制限がありませんので終わりはありませんが、こればっかりではこの業界は発展しませんね。産地物のオオクワは以前と変わりなく採ることは難しいですが、人気は低迷していることは否めないです。
以前はプレミアがついていたBE-KUWAも今では売れなくなってきています。
ペットの歴史を調べるとクワガタ以外の業界はクワガタ業界ではタブーとされていることで発展している。クワガタ業界って長く活発的に趣味を楽しんでいる方が少ないんですね。
以前はこんなことは考えもしませんでしたが、最近は去る者は追わず状態になっていると、まわりがどんどん居なくなってしまうので寂しくも感じるようになった。
楽しみ方も人それぞれ、私は自分で血統を作るスタイルを変えられませんが、最近は良血統を交換して皆で結果を楽しむ。そしていい結果もでているようですから、こういう輪がどんどん広がるといいですね。


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