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2014/10/03(金)
寒暖差
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寒暖差の多いシーズンになってきましたね。 クワ部屋の温度差もつきすぎると交換したばかりの菌糸ビンからキノコが……。こんなときはエアコン冷房とパネルヒーター+高精度のサーモが大活躍します。 環境にもよりますが、肝はパネルヒーターの出力と高精度サーモです。この2つが自身の環境にあうと、一日の温度差がターゲット温度から±1℃の2℃程度あるような環境でも0.5℃以内には収まります。私の環境で使用している機材は既にBE-KUWAで公開していますので、私みたいにいろんなオイルヒーターやサーモなんかもいろいろ買って試すとお金と時間ばっかりかかりますので、手っ取り早く同じものを用意すると早いです。
飼育当初は温度がこんなに効果的と分からずにセミ化のオンパレードで大失敗をしたことがあります。このおかげで温度管理が重要なことに気がつきましたが、毎日の数回嫁さんから温度計の値をメールしてもらっていたのが懐かしい。そのころはエアコン1台のみの管理でしたから、この時期はそれは忙しかった。 ターゲットの温度の環境を作ることも難しかったですが、これができるようになってきてようやく温度管理の効果がわかります。 今は情報があるので、こんなに苦労することはありませんが、当時は誰もやっていない事をやってやろうと、一生懸命でした。 これは今も同じだと思います。誰もやっていない事への挑戦は特に飼育始めて数年ぐらいが一番のってくるころです。このすごさは血統時代の今、成果だけだと判断が難しい時代になっています。
例えばこんなのどうでしょう。 大型の幼虫は真ん中で居食いしていますね。そうでないのは、回りをグルグルとしたりします。 菌糸ビンの真ん中に幼虫が好むような添加剤を多めにした菌糸をボール状にして入れてみたらどうでしょう。添加剤は一般的に多すぎると、もちであったりいろいろな部分に悪影響が出る場合があります。それを居食いする場所だけにしたらそこで居食いをする個体が増えるかもしれません。 これにしたってどんな添加剤がいいのか、1本目からこのようにしたほうがいいのか2本目なのか、と様々な要素が出てきます。一個体では分かりませんから、たくさんの個体で数年様子をみないと分からないかもしれません。 このようなことは後から真似したほうがずっと楽ではありますが、先に挑戦した方は経験値が半端なくたまります。特に失敗する方法はたまりやすいですから、どこかでその経験が活きるかもしれません。
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