|
2014/11/04(火)
4つ目の要素
|
|
|
朝晩冷え込むようになりましたね。 寒暖差の大きいシーズン、ヒーターとサーモを利用して温度差が±0.5度になったと報告をもらいましたが、こうやって報告をいただけると嬉しいものですね。
オオクワの飼育を振り返ると、大型に貢献する要素は大きく二つ。 温度と菌糸ですね。この二つは今熟成の域に達しています。
三つ目の要素は血統になるわけですが、これも基本的な部分は構築されました。
温度、菌糸、血統この3つを揃えるのも、以前よりずいぶんハードル下がりましたね。 4つ目の要素は……、まだ見つからない。いろんな事考えながら飼育したら、何か見つかるかもしれませんね。
菌糸に変わるものってないでしょうかね。 全然違うエサを全然違う温度帯で与えると大きくなるとか、あるかもしれません。 こういうことは、まだ大型の知識がほとんど無い方のほうが思いつくんじゃあないかとも思います。
バクテリアってどうでしょうかね。研究者の方ここのサイト見てくれていたりしたら、メール貰えませんでしょうか。 これは図書館に行くべきかな。
例えばマメ科の植物は根っこに根粒菌という窒素を作る菌を持っています。 詳しく調べるとこんな事が掲載されていました。 ”根粒菌はクロロフィルをもちませんから光合成はできません。宿主のマメ科植物から光合成産物をもらいます。一方、マメ科植物は根粒菌のように空気中の窒素(N2)からアンモニア(NH3)をつくることはできません。根粒菌がつくったアンモニア(NH3)をもらいます。こうしてお互いに利益を得ているのです。このような関係を「共生」といいます。”
おそらくオオクワの幼虫も居食いしていることから、こんな共生関係を作っていると思います。 ただ、これがどういった働きをしているのか、調べる手段が私には無い……。 採集に行き材の中のクワガタの幼虫を見ると、種毎に居場所が違うわけですが、これは朽ち方だったり、水分量が違ったりします。 それが結果として材が地中だったり地上の低いところか高いところか、太さだったり不朽菌の違いだったりするわけです。そう考えると、クワガタも種によって共生菌が違うと思われますね。 こればっかりは採集だけでは予測の域を超えない。
|
|
|