メルリンカートの気まぐれ日記
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2014/07/30(水) 血統背景が物語る
東北遠征から帰宅して、まだ採集の余韻が残っている。これを忘れさせないでくれるのが毒蛾!刺された腹がかゆいんですよ。特に夕方、それにビールを飲むとマックスです。
山に行く方は得体の知れぬ虫に刺されますが、未知なる毒やウィルスへの耐性がつきますので、前向きに考えれば体を強くしてくれている?と考えたほうが良い。
でもマイマイガだけは勘弁です。今年は採集行く方これで減ると思います。

さて、また大型個体の報告をいただきましたが、ここ数日で86mmが2発!2011年の10番86.6mm、さらに元を正せば2009年の10番86.1mmの血が受け継がれています。
何度も書いてますが、この結果は本当嬉しいですね。
ここまで来るのに、どれだけ他の事を 置き去りにしてきたことか……。

2世代も86mmが羽化していますので、3世代目もこうなることは予想はできますが、現実には簡単にはいきませんね。
掛け合わせがどれだけ重要かは、特にたくさんのラインを飼育されている方は感じることでしょう。

結果が出ないからといって、結果が出た個体の兄弟をあらゆる手段で入手し、さらには数を多く揃えて飼育し結果を出すことは……人により考えは様々ですが、これは単なる結果にしかならないかもしれまん。このような方法で結果がでないと、せっかく見つけた楽しい趣味をやめてしまうかもしれません。
血統作りは幼虫の途中経過や菌糸の状態、羽化不全率など、あらゆることを観察して、考えて、多くの失敗をして結果がでたほうが、 楽しいはずです。
自作菌糸ビン作ったり、山へ幼虫の生態を調べに採集に行ったりとすると時間も限られて飼育数もグッと減らさないとならないかもしれません。
でも、経験値は半端なく得られます。周りの方より結果が出なくて遠回りでもいいじゃあないですか。数年後には結果以上の部分で大きな差がでますので!

例えばブリードだけだとまずする事がない幼虫の同定。頭部を見るのはもちろんですが、体の色や、動き方、刺激に対する攻撃性など。
産卵木から幼虫取り出して菌糸ビンに入れる作業になってませんかね。もちろん私も全部そんな事はしてませんが、時折じっくり観察してから菌糸ビン投入します。
じっくりも色々ですが、ブリード虫は数分。ワイルドに到っては30分以上は見ている時があります。数値じゃわかりません、記憶に刷り込みます。


さてさて、ようやく咲き出したひまわりですが、綺麗ですね。
これは今朝撮影しましたが帰宅したら、ちゃんと花開いてました。
しかも、この写真はコンデジで撮影です。望遠で寄れる明るいレンズのオリンパスXZ-10で撮影しました。

2014/07/28(月) マイマイ凄すぎ
次女と二人の採集、無事に帰宅しました。
今回は1500km走りましたが、それよりもマイマイガが凄すぎて、目がかゆくてせきが止まらずで参りました。
おまけに毒蛾が体に入ったみたいで体中じんましんです。酷すぎです(汗)参った。
と言ってもマイマイガ自体が毒蛾ですが、一令しか毒針はないみたいです。
でも、いい思い出ができましたよ。二人でオオクワ採って、温泉入って、おいしいもの食べてと、とても楽しかった。
虫嫌いじゃないから、来年も行くかな?
大人になっても待ってるよ!

2014/07/25(金) 4日ぶりに!
遠征帰宅から4日、ようやく疲労感が取れてきたんだが、昔より遅くなったなと感じるな。夏バテか?
今週は家族が出かけていたので自分の事を自分でやらなければならず、さらに仕事のトラブルで採集に行けるか危険信号が灯っていました。
クワ部屋に入る時間も限られてしまい、堀出しは何もできずに4日ぶりに東北へと出発します。
これで2周連荘、走行距離はトータル3500km越えるのは確実で、相変わらず気持ちだけは無理をしたがる。

今回は次女が相棒です。今大量に発生してる蛾はマイマイガらしいので、子供は目や呼吸器が鱗粉でやられないか心配だな。
昨年も次女は連れて行ったのだが大雨でほどんど採集できませんでしたので、今回はオオクワに巡り会わせたい。生き物大好きな彼女は、オオクワ採集の醍醐味を感じとることが出きるかな。
と言ってもまだ小学1年生ですので、楽しんでくれればいい。本人に聞くと、オオクワよりソフトクリームを食べることを楽しみにしているようだ!

さて、また大型の報告をいただきましたが、詳細はご本人よりされるでしょうから後ほど分かると思います。
しかし作り出してきた血統が熱意あるブリーダーさんの元で結果として出てくると、嬉しいものですね。

今週も気をつけて行ってきます!

2014/07/22(火) こんなときもあるさ……。
東北にオオクワ求め通い始めてから10年目の節目の年。場所が遠すぎるので当初はこんなに長くやるとは思いもしませんでしたが、未だ思い通りにならない事を続けています。
大自然を相手にすること、それに相手はオオクワ。今後も思い通りにはなることはないが、採れる保証がないものを採りに行くからロマンがある。

前フリが長くなりましたが、結果から言えば、今回の灯火採集は坊主でした!
今回は約2000kmの旅となりましたが、さすがに遠いですね岩手県は!
初日は天気予報は曇りから雨に代わり、降水量は1mmで途中で止む予報であった。800km走った体はすでに移動する気にもならず、現地につくと天気は予報に反して大雨。
ゲリラ豪雨までにはなっていないが、雨がひどすぎて、しかも長く21時まで待ったが止む気配もなく道具を出さずに終わった。
後に調べると時間雨量5mm、しかもピンで居た場所のみであった。自然相手であるので、しょうがない。
その頃、宮城に居たY氏夫婦も状況がよくなく、もう止めたと言うので下山して飲み屋で合流する事にした。マスコさん含め4人で24時過ぎまで、飲んでいたが、話していると今日は道具すら出せなかった悔しさが少し和らいだ。
翌朝は気仙沼に行ったのだが、昨年から復興状況はあまり進んでいないように見えた。港のまわりの景色は変わっていない。
ご飯を食べて、お土産買ってとわずかではあるが、ここではお金を使った方が良いような気がした。
そして予報は今日も雨。作戦会議の末自分達は新潟まで移動することにした。Y氏夫婦とはここでお別れになったのだが、毎年本当楽しい時間をありがとう!
移動距離は350kmもあり、到着したのは既に夕方。ここで知っている場所への移動でも良かったのだが、あえて新規ポイントに挑戦してみたくなり、林道の探索が始まった。
しばらくして、また大雨が!なんてついていないんだろう。この雨は短時間で上がったのだが、これが後々ひどいことに。
いい場所を見つけて、ようやくライト点灯までありつけた!のだが、今度は先ほどの雨の影響でガスがしかも風がやむことなくふき続き、結局クワガタの飛来もほとんどなく、普通種8匹の貧果に終わった。
今回から高速代の割引も5割減から3割減になり、高速代だけで2万円以上。それにガソリンも高いし2000kmも走れば高速代以上の金額になるし、それに車の維持費が半端無いです。まだオイル交換も1ヶ月前にしたばかりなのに……泣けるな。
運がないときは、こういったことが身に染みてくる。そのため疲労感と脱力感は半端なかった。
しかも、今回はゴルフボールぐらいの大きさの蛾が大量発生し、数は数百どころではない。1000ぐらいは居たのではないだろうか!片付けるときに鱗粉が舞い、目のまわりがかゆくなり、しかも卵を大量に生んでいる。
おかげで車やズボン、服にまで毛に被われた卵が無数にあり、帰宅後車の掃除で2時間もかかってしまった。ああ、ついていないや。

もう採集を止めたい…なんてことはなく。今週末は新月なのでどこに行こうか考え中である。まったくもって懲りないものだ。


メールを頂いておりますが、今週は特に遠征の合間で時間が取れないので、返信だいぶ遅くなりますが、すいません。
天然のオオクワを観たいので、体を休めることにします(笑)

2014/07/18(金) ありがたいですね。
ありがたいことに、今回のBE-KUWA52号は反響が多く、たくさんメールいただきました。ありがとうございます。
確かにクワガタ界において国産オオクワは既に技術的にも成熟していますし、血統背景の重要性が非常に大きな種になりました。
でも、まだ飼育にも血統にも解明されていない部分はあります。普段自分が考えていることや、松野さんと話していることが書かれているだけなので、自分ではこれが皆さんにとって既知のことなのか、はっとするような発見のあることであったかは分かりません。でも、長年経験してきたことを発言していますので、少なくても経験が浅い方にはいい刺激になる内容になっているかと思います。
これを刺激にまたこの業界が発展する事を願っています。

久留米の新成虫堀出しは7頭だけやって、84mmが3頭出てきました。ランダムに堀出していますが、34gあったのに81mmであったり、29gが84mmあったりと、毎年の事ですが体重では全然読めませんね。今後採集で家を空けるので、本格的に掘り出すのは、もう少し先にやろうと思っています。87mm羽化してこないかなあ。

さて、今晩から東北へと灯火採集に出発です。今回はマスコさんが来ますので、運転は半分でだいぶ楽ちんです。
この距離だとなかなかドライバーさんがいないんです。浜松からの出発で良ければ募集しています!道中は採集以外にブリードの話も楽しいです。
ドライバーさんと言っても、採集仲間ですから、成果も二人で楽しめますし、お互いに持ち帰ったオオクワも一人で累代するほど荷が重くならないし(笑)、ギラギラしてどうしてもオオクワが欲しいってわけでもないので、気楽に行ってます。
それでは気をつけて行ってきます!

2014/07/14(月) 明るいランタン
台風の影響はあまりなかったですが、過ぎた後は暑いですね。
我が家の息子は毛がもさもさなので、散歩中少しでも暑さを凌ごうと一生懸命、笑えます。

今年は灯火の新兵器ってほどではないですが、撤収時に必要なランタンを新しく購入しました。
GENTOSのSOL-013Cってのを購入したんですが、これがめちゃくちゃ明るい。

http://www.gentos.jp/products/lantern/explorer/SOL-013C/

明るいと撤収作業が楽なんですが、車に反射した光に寄って来る虫も前回の採集では少なかった。
雨が降っていたので、これが影響したのかも知れませんがね。

この撤収で困るのが、あまりにも多すぎる虫。カメムシが大量に発生した日は車中に3桁のカメムシなんてことにもなっちゃいます。
これをハンディー掃除機で吸うのですが、もうね匂いがね……激烈です(笑)
このときは車中で屁をしてもばれません。
それに明るいと熊に対する恐怖心がちょっとだけ和らぎます。

2014/07/10(木) 超大型個体羽化報告頂きました
先日むし社の取材があったと思ったら、もうBE-KUWAが販売なんですね。
私の自宅での取材と師匠のマツノインセクト松野さんのところでの取材が記載されています。
師匠はもう80代なんで、苦労話がたくさん出てきます。歴史が違いは誰も追いつけない。興味のある方はぜひBE-KUWA52号購入してみてください。

http://homepage2.nifty.com/mushi-sha/BE-52.html


台風が猛威を振るっていますね。この日記を書いている今、風が強くなってきました。この二日で花壇と家庭菜園に防風ネットをしました。
実は昨年11月に出た新種のガーベラという花を予約して5月にやっと届いたんですが、ようやくツボミがでてきてこれからってところなんですよ。
こちらもオオクワと同じで手をかければ結果が出ます!娘達と一緒にやっていますが、朝顔とひまわり、まだ花咲いていないので持ちこたえてくれないかなあ。

さて、もう皆さんご存知かと思いますが、久留米で87.4mmが羽化しました。
ブリーダーはカネクワさんです。私ではないのでお間違いなく。本当凄いですね。
私はまだ久留米は一頭も掘り出しをしていませんのでもっとデカイのが羽化してきます(笑)
ってのは冗談ですが、カネクワさんは、数年前から私の個体を大変気に入っていただき、種親としてたくさん使い選別をして、この結果になっています。
特に凄いのは表年と裏年の掛けあわせで結果がでたこと。これは私も狙っていた掛けあわせではありますが、頭幅があって長さも出る個体は過去にも羽化していますが、このレベルには達していません。
ただ、この個体もまだ先があるでしょう。世代毎に今のところまだ大型化していますので、このスピードが速いとか遅いとかではなく、限界はまだまだ先にあるということですね。
自前個体を中心に掛けあわせて作り上げた血統が、こうやって更に熱意あるブリーダーさんのもとで血統として開花してくると嬉しいものですね。

自前のオリジナルとして納得いく血統として羽化してくるまでは、誰にも負けたくないという気持ちが強かったのですが、ここ数年は出来上がった血統で誰が突出した個体を羽化させるのか!これが気になっていました。
表年は長さを狙ったギネス狙い、裏年は長さも頭幅も十分にある血統として隔年で血統作りしてきました。
この隔年で2つの血統をつくっていくというのは、時間がかかりますが違う発見が隔年あって面白みは増します。

現在同じような血統背景の個体がみなさんのところに居る状況になってきましたね。全ブリーダーさんの個体数からしたら、自分の飼育数は1%にも満たしません。この少ない数で毎年のように最大個体を羽化させるのは、運の要素もからんできますので難しいです。

でも、ここから90mmを久留米血統で羽化させるとしたらどうでしょう?これは運だけではできないです。
熱意のあるブリーダーさんであれば可能だと思います。おそらくその道は相当長いです。私のように自前で羽化させた個体でなんとかしようと思ったら、時間と労力は相当割かないとなりません。
それだけでなく、累代ごとに自前で自己ギネスを更新していかないと、辿り着くのが難しいのです。結果をずっと出していくのは、本当難しいことだと思います。

現在はこの87mmは突出しているのかもしれませんが、未来は現在85mmや86mmを羽化させたブリーダーさんが情熱次第では逆転していくことも十分あるでしょう。

私はこの10年くらいは自分の中では様々な事をやってきましたので、現在は新たな発見が少ないのが現状です。まだまだわからないこともありますが、発見だらけのときのような気持ちには簡単にはなれません。飼育初期のようなときめきはなくとも、初心は忘れず管理だけは怠っていません。今回の台風に備えて、発電機用のガソリンを買ってきました。
今年は85、86、87mmとみなさんのところでたくさん羽化しましたので、今後の久留米血統がどのようになっていくのか、今は見守りたい感じですね。
別にブリードをやめるつもりではありませんので、そんなに背伸びしないで楽しめるようになりたいなと。

ということで、産卵次第ではありますが今年は久留米の飼育は150超えるかどうかぐらいの飼育になりそうです。

87.4o詳細
種親は♂は2年目の82mm MK10年8番 ♀52.3o MK9年11番83o x MK9年1番52o


他に86.4oが羽化しています。
種親は♂84.6o MK9年11番83o x MK9年1番52o ♀52,7o MK9年11番83o x MK9年1番52o インライン

2014/07/07(月) 雨もあがって
土日は割り出しで忙しかったんですが、それよりも子供達の用事でばたばたしていました。
次女はもう7歳、少し早いですが七五三の前撮りをしに行ったんですが、もうあれから4年が経過したのかと子供の成長が早く感じますね。
長女は今日から野外活動に行きました。準備からいろいろありましたが、楽しそうでした。台風が来ているので不安ではありますが、なんとか天気が荒れないでくれるといいですがね。
娘達とじっくり話をするのは、最近はもっぱらお風呂ですが、小学5年の長女がいつまでいっしょかはわかりません。
今更ですが自分はオオクワのブリードと採集に時間を掛けすぎていると実感はしています(笑)
だから子供にもう少し時間を割かないとと思って、何年も経過してしまったが、ようやく落ち着けそうだなと思えることがここ最近ありました。そう久留米もついに!これは次回書こうと思います。

さて、採集記続きです。
前日の絶望感から5時間も車中で睡眠し、朝の天気予報は午前中大雨予報。午後もこれじゃあね。
昨晩話をしたマー坊さんは、まだ寝ているようだ。クワデリさんとM氏に挨拶して私はひとりいつもの温泉へ向かった。
ほかの方達は既に帰ってしまったようで、またこの地で出会えることを楽しみにしたい。
温泉入って昼間からビール飲んで、そのまま昼寝です。これも今晩の採集と帰りの700km運転のためには重要です。
午後現地へ向かうと雨はすっかりあがって、曇り空ではあったが現地付近でゲリラ豪雨。昨日よりひどい。

梅雨だからしょうがないのだが、単独採集のシーズン1回目で坊主は精神的にきついので、意を決して熊ポイントに行くことにした。
ここは昨年小熊に出会った場所。かわいかったのでしばらく見ていたら、遠くで親熊らしき声がしたので、それ以来ここではやっていない。
実際に聞くのと見るのでは恐怖感が全然違い、単独で夜この熊ポイントに数時間は居座るわけで、恐怖心がないやつはいないだろう。でも、この場所は自分はオオクワに巡り会えることが多く、好奇心と恐怖心の戦いとなったわけだが、オオクワ採集で死んだら本望と自分に言い聞かせ恐怖心を消すように努力した。

しばらくして、地元の狂骨さんたちとクワ談義していたら雨が小康状態になり始めた。
みな散らばって、私はせっせと準備して20時ライトオン!ようやく雨が弱くなったことで、完全に熊のことは忘れていたようで、ひとりで楽しくライトの後ろで飛来を待つ。点灯早々ミヤマが5匹程度飛来。しかもサイズも60mmはある。昨日とは違う状況になったようだ。このあとぽつぽつではあるが、ほとんどがミヤマでノコギリも混じりだした。20以上は飛来したぐらいで時間は20時半、雨はまだ土砂降りにはならず持ちこたえている。このまま1時間持ちこたえれば、オオクワは来るはず。腕時計の時間が気になり始めた。気温は19℃湿度は90%後半をキープして、この時期としては期待できる状況になってきた。
時折ガスにも覆われるので、空はあまり見えないのだが、そのときライトから3mぐらい先にクワガタが飛来した。ライトの前は蛾を中心とした虫が非常にたくさんにいるので、うかつに近づけない。たまにスズメバチもくるのだ!

横に回ってハンドライトを照らすと、シルエットがやつに見えた。私はこの瞬間が好きだ!むしろこの瞬間のドキドキ感のみで採集が続けられているのかもしれない。
近くに行き斜め上方からライトを照らすとスジがある。すぐにカメラを撮りに行って、撮影すると既に羽はしまっている途中ではあったが、十分満足だ!(20時46分メス37.9mm)

このあともミヤマが中心で飛来しノコギリは頼まれていた大歯が飛来して一安心。雨も持ちこたえ待望の2頭目のオオクワが飛来した。(21時26分メス36.6mm)

ここで狂骨さんたちが来てくれたのだが、またクワ談義していると黒く反射する甲虫が飛来。この時期のミヤマは微毛で黄金色に反射する!じゃあなんだ。オオクワ来たのじゃないかと、探すとなぜかミヤマのオスがいた。
クワ談義も終わって、またひとりになると、さっきの場所に今度はオオクワが!(22時35分メス34.7mm)やっぱり先ほどの黒く反射する甲虫はオオクワだったようだ。
ゲリラ豪雨でどうなるかと思ったが、灯火採集はやってみなければわからないもんだな。でもこの二日間アカアシは見ていない。灯火でよく採集されるクワガタはミヤマとアカアシだが、アカアシのほうが飛来時期は遅い。でも二日間ゼロってのも中々すごい。オオクワより少ないって(^o^)

熊でなくて良かったと、片付けるときに思った。

2014/07/03(木) 空はどんよりから大雨へ
今年は久留米もいよいよ85mmオーバーがたくさん羽化していますね。それに86mmも、それ以上もかな!?
これはブリーダーさんの努力で掛けあわせを考え、飼育数もできる範囲でがんばって、超大型が羽化しています。
そこに自分のところで作ってきた血統が関わっている方も多く、これは本当嬉しいです!!
このような状況になることを、85oの壁を越え86mm85mmが複数羽化した4年ぐらい前から何回も嫁に話をしていました。

本人はまたいつものが始まったと感じていると思います(汗)だって話しだすと、一方的にすごく長いですからね。
実際にこんな状況になってくると昔師匠に言われた言葉を思い出します。

”自分だけでなく皆大きなのが出たほうが楽しい”

これは大型血統を作ることに夢中だったときにはあまりピンときませんでしたね。
こんな状況になってくると、次のステージへと久留米血統を作り上げてくれるのは誰でしょうか!?首都圏もしくは九州久留米党、最近はこんな集まりの方達がおりますので、仲間が多い分楽しい要素も多く、数年後はすごいことになっているでしょうね。
久留米は気難しいところがあります。菌糸や温度など飼育方法で結果が驚くほど出なくなったりします。でも、うまくやればちゃんと超大型が羽化します。これこそ腕の見せ所ではありませんか!
自分のところは、まだ蛹の個体が相当いますので、掘り出しもまだまだ先です。

さて、久しぶりに採集記を書いてみました。
金曜の晩、シーズン初の灯火採集はやはり心が躍る。出発してすぐ、浜名湖大橋は大事故で車が大破。早速大渋滞に巻き込まれながら山形県へと向かった。
車中伯をしながら、ポイント付近についたのは翌日の14時過ぎ。単独でここまで来ると、すでに700kmを運転した体は疲労感に襲われる。コンビニで夕飯を買ってポイントにつくと既に先行者が居た。やる場所はいくらでもあるので、以前から気になっていた場所で休憩していると、東京から来た方が寄ってくれ、クワ談義に花が咲き結構しゃべってしまった。
夕暮れ時、地元の方達も来て、久しぶりの再開にまたクワ談義!採集しなくても、これだけで十分に楽しくなりますね。
そうそう山で話をするときはブリードの話はあまりしませんが、採集の話だけでも何時間も盛り上がります。

そんなとき、雨が強くなってきてしまった!
予報は1mm降るかどうかだったが、予報は見事外れて大雨になってしまった。
ライトトラップをやめようか迷いましたが、せっかくなんで合羽着て20時にライトオン。虫は少ないしクワはほとんど飛んでこない。ミヤマが少々来るが、サイズが小さい。
この雨じゃあ、飛翔能力の高い小型個体ぐらいしか飛べないんでしょうかね。
21時30分も過ぎ、この時期ならこのぐらいの時間に来るはずなんだが、来るのは灯火ではオオクワと同じく少ないコクワ、しかも極小(^^;
22時あまりにも雨が強いので撤収。
地元の方やしょっちゅう灯火に来られている方達は余裕からか、ライトすら出していなかったようだ。
こんな日は今まで何回もあったが、シーズン初日がこれだと堪えますね。
そのまま道の駅に向かい、採集家の宴会が始まっている席に参加させてもらい、本当くだらない話(失礼)を夜中3時まで楽しくさせてもらった。この中にきちがいのように来ている方が若干2名いましたが、採集にかける思いは聴いていて楽しくなりますね。ひとつの趣味に掛ける思いが熱いことは、惹かれます。

つづく

2014/07/01(火) 雨にも負けず
すごい運の悪さで雨ばっかりでした。本当心を折るぐらいの雨でしたよ。
久しぶりの長距離遠征、今回は単独で1500km走りましたが正直疲れます。金曜の晩からなので3日間の車中泊です。
東北遠征も今年で10年目の区切りの年なんですが、今でもオオクワの飛来は感動があります。もう他ではこの一瞬は味わえない体になっています。
そうでもなきゃ、こんなに時間もお金も情熱も全部使って行こうなんて思いません。でも歳だけは確実に10歳上がっているので、段々無理は利かなくなってきました。
でも、夜の宴会は上には上がいると思い知らされます。夏だけで40回以上遠征する人って、実は結構な人数いるんですよ(^^;
くだらない話はいつでも楽しいですね。おかげであんまり寝れていませんが……。

この写真けっして羽パカじゃあないですよ(汗)飛来したばっかですからね(笑)
でも、このスジを見るとドキドキ感は半端無いですね。


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