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2015/03/03(火)
それでも採りたい
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先日採集してきたオオクワの幼虫を菌糸ビンに投入しました。あやうく忘れてしまうところでしたよ(笑) ワイルド個体はどんどん増えているのですが、まあ全部はブリード無理だな。
それなりに数とっている方は羽化したらそのまま標本とかにされる方が多いと思う。 以前は採ったら全部ブリードして大型血統になるかを確認していたんだが…、まあほぼならん。80mmなんて夢。 あんなにブリードしても、まだ香川血統しか80mm到達できない。 それだけ大型血統と言うのは別物として考えるべきだな。
この両者のブリードの楽しみ方は完全に別で、大型血統は結果を出すために作り続けていく個体。飼育のセンスが次世代の選別をより明確にする。
ワイルドからの累代個体は形や生態の違いを楽しむ個体。形は本当様々で、成虫のアゴばかりに目がいくが、幼虫の頭部も若干だが違う。東北地方は頭部の角にやや丸みがあったりする個体がいる。 セミ化になる温度は青森産だけ多発するし、日本の中央付近になる滋賀産はなぜか大きく幅広になる。九州でも熊本産は久留米のように簡単には大型にならんし、東北は高山を越えれば、まったく別の形の個体が多く羽化してくるなど。
しかしこいつを採集のターゲットにするのは万人にはお勧めできない。 まず採れない。偶然に1回2回は出会えるかもしれない。でも狙って採れるようにはそうそうなれない。採れる様になっても、また他の場所に行けば採れない。いるかどうか分からないところに行けばなおさらだ。 先日の採集で久しぶりにいい刺激があったんで、また違う目標ができた。先々週の採集と同じく居るか分からない土地にまた行ってみたいですな。
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