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2015/04/09(木)
ペアリング
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4月に入ってから次々とペアリングをしています。今のところは事故無しです。問題はうまくかかっているかですな。 大型血統と産地物で差が出るのが、この産卵と羽化の成功率です。ワイルドからの累代個体は、この2点は難しくない。これが難しいと野外では生き残る個体が激減してしまうしね。
オオクワガタのメスがオスから渡された精包を格納してある場所は研究者により見つかっているそうです。 メスは産卵の際に受精させるようですが、この瞬間はどうやって観察したんだろうか?たぶん解剖して構造から判断しての想像でしょうね。
産卵が失敗するのは2パターンあって1つが無精卵。これは再ペアリングでうまくいくことが多々ある。単にペアリングに失敗しているのかそれ以外に問題があるのか?構造がわからないので、この考えがあっているのかも不明ですがね。 もう1つのパターンが空砲。この場合は再ペアリングしてもダメな場合がほとんど。これは産卵管が詰まっているのだろうか? ブリードを長年続けていくと、当然うまくいかないことを多く経験しますが、そのほとんどがよく分からない状態なんだな。
大型血統にしたって結果が出たとしても、なぜその掛け合わせがよかったのかなんて説明は1世代では無理でしょう。何世代もやってなんとなくわかるが、それはそれ以外の結果が出なかった掛け合わせが多数あってこそです。 遺伝子解析で分かる?そんなことが出来るような状況になったとしても、分かった瞬間大型血統は一気に冷めていくでしょうね。
さて、今年は例年になく忙しい。クワ関係の頼まれ事が大きいのだが、予想以上に苦戦している。もう1つ友人から頼まれたことがあって、こちらは何も手をつけられていないのだが、期限はせまっている。 この日記にこのように書くとすっきりするな。
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